泣くほど嫌だったデビュー曲だが…
1983年の初夏に行われたレコーディングでは、9月21日に発売されるデビュー曲だけでなく、翌年1月21日のセカンド・シングル、さらには5月21日のサード・シングルまでもが完成した。あとはどの曲を先にリリースするかの順番だった。そんな中、『ギザギザハートの子守唄』がデビュー曲の候補にあがる。まずはインパクトのある曲で世間一般の注目を集めておき、親しみやすいオールディーズ調の『涙のリクエスト』をセカンドにして、大きなヒットを狙うという作戦だ。
しかし、映画『アメリカン・グラフィティ』の世界に刺激を受け、ロックンロールやR&Bといった洋楽のカヴァーを自分たちなりに日本語でやっていたチェッカーズにとって、『ギザギザハートの子守唄』はかなり抵抗を感じる楽曲であった。
日本における王道をいく伝統的な七五調の歌詞のせいだろうか、言葉のニュアンスがひと昔前の歌謡曲=演歌のように感じられたのだ。
しかし、デビュー前からプロデュースと作曲を任されていた芹澤廣明は、7人のメンバーたちにプロのバンドになるためのレッスンをしていく中で、不良と呼ばれていた少年たちの純情さ、仲間を思う気持ち、
あるいは彼らが時折見せる反抗的な態度などから、チェッカーズにはぴったりの曲だと思うようになっていく。
VIPQ2_EXTDAT: default:default:1000:512:donguri=1/2: EXT was configured
引用元: ・チェッカーズ、結成時ロックンロールに傾倒しておりデビュー曲のギザギザハートの子守唄が大嫌いだった [194767121]
日本のバンドって音楽的背景が見えないようなの多いから
コメント