脳で「量子もつれ」の発生源となりえる場所を発見、意識の根源は光か?
引用元: ・人の意識の根源は脳のミエリン鞘でエンタングルした光子対によるEPR相関、つまり量子力学的性質と判明 [828293379]
この場所はニューロンの長い腕を覆うミエリン鞘に存在しており、研究ではここから生成された量子もつれ状態の光子が、脳全体を同期させる量子通信を実現している可能性が示されました。
脳活動が、不思議な量子世界の光子たちによって媒介されている場合、単なる電気信号を模倣するAIでは、人間のような意識を持たせるのは困難となるでしょう。
私たちの意識は、量子世界の光によって生成されているのでしょうか?
また脳はどうやってもつれ状態にある光子を生産していたのでしょうか?
研究内容の詳細は2024年8月2日に『Physical Review E』にて発表されました。
脳の同期は、脳機能の異常や脳疾患にも関連しており、たとえばパーキンソン病では損傷を受けたニューロンの周りでは神経活動の同期が失われていることが知られています。
また私たちの意識をはじめとしたさまざまな認知機能も、神経活動の同期によって生成されていると考えられています。
しかし現在、そのような大規模な同期がどのようなメカニズムによって達成されているかは明らかになっていません。
新たな研究では、脳の神経線維には量子もつれ状態にある光子対を生成でき、この光の粒子たちが脳の同期において重要な役割を果たしている可能性が示されました。
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