◼経済力で不自由を取り除く
日本語が不要な要因の2つ目は、彼らの経済力が増大し、お金で解決できることが多くなっているということだ。1つ目とも関係するが、お金があるので、彼らは日本のタクシーアプリを使って頻繁にタクシーを呼ぶが、(アプリ上で)あらかじめ行き先を入力しておけば、日本語を話さなくて済む。
日本語のコミュニケーションが必要な八百屋など個人商店にも行かず、ほとんどの買い物はネットで済ませる。
また、在日中国人の運転手を雇うことができる。以前の取材で聞いた話は、毎月45万円のお給料でお抱え運転手を雇い、簡単な通訳はその人にやってもらっているということだった。お手伝いさんも中国人だ。
中国の大都市では、中間層でもお手伝いさんを雇うことは普通で、珍しくないが、それと同じことを日本での生活でも実行しようとする。
日本の住宅は高級なタワーマンションや一軒家でも、通常はそれほど広くないので、お手伝いさんは住み込みではなく通いだ。それでも、1日2時間だけでも家にきてくれて、掃除と洗濯、それに本場の中華料理を作ってくれれば助かるし、言葉の問題もない。母国の中国にいるのとまったく同じだ。
経営・管理ビザを取得して来日した人なら、日本で何か「事業」を行わなければならないが、そのために、中国人のコンサルタントを雇って、どんなビジネスをしたらいいか相談することもできる。
これらは経済力があるからこそできることであり、彼らのために仕事をしてくれたり、アドバイスしてくれたりする在日中国人が存在する。日本人を頼らなくても済むということだ。
◼リアルにとどまらない「巨大ネットワーク」
3つ目はSNSの発達とリアルなイベントの増加だ。
1つ目に書いたように、とにかく在日中国人の数が多いが、彼らは母国にいる人たちや在日中国人とSNS(ウィーチャット)で頻繁に連絡を取り合っており、SNSを使わない日は1日もないといっていい。
そこで、ビジネスや子どもの教育、グルメなど何でも情報交換しているが、彼ら自身、在日中国人とリアルに知り合う機会が増えている。在日中国大使館などが後援する行事や発表会、コンサートなどだ。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/f8fce208bfe16d783624bf3cc9fa11b33a1a281d
[現代ビジネス]
2024/9/20(金) 8:04
引用元: ・日本にいても日本語はいらない…「日本語ができない中国人」がいつの間にか増えたワケ [煮卵★]
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