https://news.yahoo.co.jp/articles/1e8168824005e48f35d91f1778488712b686fee8
俳優の真田広之氏がプロデュースし、主演を務めた『SHOGUN 将軍』が、アメリカテレビ界のアカデミー賞と言われているエミー賞で18冠を獲得した。『SHOGUN』は数多くの“史上初”を達成した。日本人がプロデュースする作品がエミー賞を受賞するのは“史上初”。日本人が主演男優賞や主演女優賞に輝いたのも“史上初”。18部門とエミー賞史上最多の賞を受賞したことにおいても“史上初”だ。
もっとも、ハリウッドのお膝元ロサンゼルスでは受賞前から“SHOGUN祭り”は始まっていた。街角には『SHOGUN』の絵が描かれた巨大なビルボードが掲げられていた。多くのメディアが『SHOGUN』のエミー賞獲得を確実視していた。そして、予想通り、『SHOGUN』は多部門での受賞を果たした。
■歴史的な賞の獲得
エンターテインメント専門誌「ザ・ハリウッド・レポーター」は『SHOGUN』の快挙についてこう評している。
「『SHOGUN』の勝利は、いくつかの点で記念すべきものだ。歴史的な賞の獲得は、実現までに10年近くかかり、かつては非常に不確実な賭けと思われていた高額なTVシリーズにおけるFXと親会社ディズニーの大きな勝利を意味する。また、アジアと非英語圏のテレビ番組にとっても重要だ。『SHOGUN』は、優秀ドラマシリーズ部門で受賞した初の非英語圏のシリーズであり(Netflixで放送された韓国の『イカゲーム』は2022年にノミネートされたが、HBOの『サクセッション(邦題『メディア王~華麗なる一族~』)』に敗れた)、サナダとサワイはエミー賞を受賞した初の日本人俳優となったからだ」
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■作品そのものが純粋に評価された
同紙はまた、『SHOGUN』がヒットした背景に、アメリカで人気を博したドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の影響を見出している。
「『SHOGUN』はポスト『ゲーム・オブ・スローンズ』のテレビ界の産物だ。高予算で中世を思わせるアクション・アドベンチャー時代劇で、メロドラマ的要素が強い。『ゲーム・オブ・スローンズ』に影響を受けた多くの番組がファンタジーであるのに対し、『SHOGUN』は純粋な歴史小説だ。しかし、その映像の壮大さは、まるでドラゴンが登場しない叙事的なファンタジーのようだ」
『SHOGUN』は、アメリカ社会が重視している多様性や包括性がハリウッドに浸透している状況も映し出している。白人が偏重されている状況が批判されていたハリウッドは、近年、制作者や出演する俳優の属性にかかわらず、優秀な作品を正当に評価する方向へと舵を切っている。その意味で、『SHOGUN』はキャストやクルーが日本人というマイノリティー性が受賞に導いたのではなく、作品そのものが純粋に評価された結果としての受賞と言えるだろう。
■『SHOGUN』の多様性を疑問視する声
その一方で、『SHOGUN』の多様性を疑問視する声もある。様々な意見記事が掲載されているオンラインプラットホームMediumは「『SHOGUN』の中で、黒人はどこにいるのか?」と題された記事を掲載、記事の著者は、その時代に黒人が日本にいたことを示す歴史的証拠があるにもかかわらず、黒人の登場人物が出てこないと主張している。『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の映画についても、アメリカで20%を占めるヒスパニック系アメリカ人がキャスティングされなかったことを疑問視する声があがったが、『SHOGUN』でも類似した声が聞かれるほど、作品がwoke(社会正義や人種差別問題などに対して目覚めていること)か否かに敏感になっている人もアメリカにはいるようだ。
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(以下略、続きはソースでご確認下さい)
引用元: ・【米国】「『SHOGUN』の中に黒人はいるのか?」多様性をギモン視されても…アメリカで“日本の時代劇”が大ヒットしたワケ [鉄チーズ烏★]
「黒人問題はアメリカの問題」
これ理解しような?
それは
君が見た光
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