各種の世論調査では、上位は、石破茂元幹事長、小泉進次郎元環境相、高市早苗経済安保相となっている。これに、分散化された国会議員票が加わり、1位と2位が決まる。
上位2人による決選投票は国会議員票のウエートが高いので、国会議員がどのように流れるかがで決まるだろう。要するに、決選投票と1回目投票とはまったく異なる結果が出ても不思議ではない。
実際、2012年の自民党総裁選では、晋三、石破茂、町村信孝、石原伸晃、林芳正の各氏が立候補した。
第1回投票では、氏が141票(議員54、党員87)、石破氏が199票(議員34、党員165)、町村氏が34票(議員27、党員7)、石原氏が96票(議員58、党員38)、林氏が27票(議員24、党員3)で、氏は石破氏に大きく差を付けられて2位だった。
しかし、決選投票では、氏が108票(議員108)、石破氏が89票(議員89)で、氏が競り勝った。
国会議員票と地方票のウエートが今回の総裁選とは異なるが、1回目は地方票、決選投票は国会議員票がポイントという特徴は出ている。
1回目の投票は地方票なので、人気と政策がカギになるだろう。今のところ、石破氏、小泉氏、高市氏が3強だが、今後の討論会などの状況によってはこの順位も大きく変わりうる。
決選投票は、国会議員票のウエートが大きいので、政治権力闘争の様相となる。見た目や討論力だけでなく水面下の動きも含めて全ての能力が問われる。
いわば政界における「天下分け目の関ケ原」であり、土壇場の寝返りもあるだろう。
1対1の戦いなので多数派工作を制した者が勝者となる。ここは各陣営の総力戦になる。 (元内閣参事官・嘉悦大教授 高橋洋一)
https://www.zakzak.co.jp/article/20240913-Z5QHWCHUJVKTFMB6NTHH6R23WI/
【読売新聞・自民党総裁選情勢調査】 高市氏123票、石破氏123票、小泉氏105票、小林氏62票
https://talk.jp/boards/newsplus/1726529504
引用元: ・【高橋洋一氏】自民党総裁選、決選投票は政治権力闘争の様相となる、見た目や討論力だけでなく水面下の動きも含めて全ての能力が問われる、1対1の戦いなので多数派工作を制した者が勝者となる
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