労組が12日の投票で、96%の賛成でスト実施を決めた。米西部ワシントン州シアトル近郊などの工場が対象で、同社の航空機生産の大半が停止する見通しだ。
米メディアによると、ボーイングの従業員約15万人のうち、労組に加盟する約3万3000人がストに参加した。同社は間接雇用を含めて米国の160万人の雇用を支えているといい、長期化すれば米国経済にも影響が出かねない。
ボーイングは8日、労組の執行部と、4年間で25%の賃上げなどを含む新たな労働協約の締結で暫定合意した。労組は40%の賃上げを求めていたが、最終的に譲歩した。インフレ(物価上昇)の進行を十分に反映していないとして、組合員の間で不満が高まっており、12日の投票では協約への反対票が95%に上った。
ボーイングは2018~19年に2度起きた小型機の墜落事故などで受注が低迷し、5年連続の最終赤字に陥っている。米メディアによると、08年の前回のストは50日間続いた。今回も同程度の規模になると、30億ドル(約4200億円)以上の損失が発生するという。
https://news.yahoo.co.jp/articles/e7a052371ce716e3fc1509a1d3c6b87fff6d5bff
引用元: ・ボーイング16年ぶりにスト突入、賃上げ合意できず 前回は50日間・経営にさらなる打撃か [PARADISE★]
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