今年3月、万博会場の西側にある建設中のトイレで、溶接作業の火花がメタンガスに引火し爆発する事故がありました。
万博協会は安全対策としてガスを強制的に排気する換気装置の設置や室内や天井、地下内にガス検知器を設置するとしていて、関係者によりますと、この対策に約30億円の費用が必要だということです。
また万博協会はプレハブ型のパビリオン「タイプX」を9棟建設しましたがタイプXを選択した国は一部で、4棟が余り、今後休憩所などに転用する予定です。
さらに、各国が独自に設計・建設する「タイプA」の撤退によって空いた区画の整備が必要となり、これらに約50~60億円の費用がかかることからあわせて最大90億円の追加費用が見込まれていることがわかりました。
これらはいずれも会場建設費から賄われる予定ですが、会場建設費2350億円のうち物価上昇や災害など不測の事態に備えた予備費130億円の一部から捻出する可能性もあるということです。
この金額は13日に開かれる万博協会の理事会で報告されます。
最終更新:09/12 20:50 ABCニュース
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