アメリカ・イスラム関係評議会の新しい世論調査によると、緑の党の大統領候補ジル・スタインが、3つの重要な激戦州でカマラ・ハリスを上回り、特にミシガン州で大きくリードしている。
イスラム教徒の間では、アリゾナ州ではスタインがハリスを35％対29％、ウィスコンシン州では44％対39％、ミシガン州ではなんと40％対12％でリードしている。
これ自体も興味深いことだが、私が本当に注目するのは、アメリカのイスラム教徒とそれ以外の人々が今どのように世論調査を行っているかという極端なコントラストである。Statista調査部による8月のレポートでは、ジル・スタイン候補の一般投票率はわずか0.2％で、アリゾナ州では46.8％対0.2％、ウィスコンシン州では47.7％対0.8％、ミシガン州では46.1％対0.9％で、ハリス候補が緑の党候補をリードしている。
これを一昼夜の違いと呼ぶのは、ひどく控えめな表現だろう。明らかにイスラム系アメリカ人は、この選挙シーズンに彼らが深く関心を寄せている何かを見ている。
その何かとはもちろん、バイデン＝ハリス政権が1年近く強力に支援してきた、アメリカが支援するガザでの大量虐殺だ。スタインはこうした残虐行為に反対しているが、ハリスは現在、それを可能にしている政権の一員である。Uncommitted National Movementのような活動家キャンペーンは、バイデンとハリスにガザでの虐殺を止めるよう圧力をかけるよう、票を失うという脅しの下で親パレスチナ派有権者を結集させてきた。
私は、アメリカのリベラル派がこの問題を単に無視することに決めたことが、多くのことを物語っていると思う。先月シカゴで開催された民主党全国大会で、パレスチナ系アメリカ人のスピーチを拒否したことで有名な民主党の指導部だけでなく、一般市民も同様だ。
イスラム系アメリカ人の側に立ち、黒人や褐色人種の声に耳を傾けることを支持すると主張するはずの非イスラム系白人リベラルは、この選挙期間中、イスラム系アメリカ人の隣人が何を言おうとしているのか、見て見ぬふりをし、耳を貸さないことに決めたのだ。
この特別に疎外されたコミュニティが言っていることはすべて、耳に指を突っ込んだ状態で受け止められている。他のマイノリティ・グループであれば、他のどのような問題であっても、他のどのような時期であっても、「よく聞いている、よく見ている」と言うだろう。しかし、この特定の宗教的マイノリティ・グループに関しては、実際の大量虐殺を終わらせることに関して、彼らは正反対のことを言っているのだ。
これは、ガザの破壊そのものがそうであるように、西側の主流リベラリズムの本当の価値観がどこにあるのかについて、多くのことを物語っている。良いことではなく、良い気分になることなのだ。道徳的であることではなく、道徳的に感じることなのだ。正義と平等のために戦うのではなく、選挙での勝利と感情的な安らぎのために戦うのだ。実際に心配している人々が、ガザの悪夢の現実に皆を目覚めさせようとしている一方で、アメリカのリベラル派は、皆が眠りに戻れるように、皆を黙らせ、ベッドを揺らすのをやめさせようとしている。（以下ソース）
Sep 11, 2024
https://www.caitlinjohnst.one/p/democrats-have-decided-to-just-ignore
引用元: ・【米大統領選】民主党は今回の選挙でアメリカのイスラム教徒を無視することに決めた [樽悶★]
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