日本テレビへの風当たりが猛烈に強い。系列局で起きた「24時間テレビ」の募金着服問題と「セクシー田中さん」問題が理由である。テレビ局がここまで激しく批判されるのは、2011年に韓流ドラマをめぐって抗議デモまで起きたフジテレビの一件以来だろう。フジは大きなダメージを受けた。日テレはどうなるのだろう。(略)
デモがなかったら、テレビ界の勢力争いはどうなっていたのだろう。それでも、フジは首位から転落したのだろうか。ここでデモを振り返ってみたい。
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最初のデモは2011年8月7日に東京台場のフジ本社周辺で行われた。日の丸を手にした人たちなどが韓流ドラマの放送に異を唱えた。主張の中には「フジは売国奴」といった過激なものもあった。前代未聞のことだった。同21日にもデモは行われ、今度は約3500 人が参加した。その後、フジのスポンサーを対象とするデモも行われた。
デモの訴えは明快だったものの、不可解な点もあった。第一に韓流ドラマを流していたのはフジだけではないのである。
それでも、フジへのデモは行われた。2011年だったことが大きいと見る。ポイントはデモの約半年前に東日本大震災が起きたこと。多くの日本人が激しいショックを受け、同時に愛国心、同胞愛が高まった。
このため、海外コンテンツではなく、もっと国内の作品に目を向けるべきだという思いも強まったのだろう。フジに矛先が向けられたのはテレビ界のリーディングカンパニーだったからではないか。
このデモによってはっきりしたことがある。ネット時代になったことにより、視聴者の力が飛躍的に増したということだ。2000年代前半までは局への抗議行動が電話かハガキしかなかった。大きな力にはなりにくく、視聴者側は弱かった。
しかし、2000年代後半からは視聴者がネット、SNSを得たことにより、局に対抗することも可能な発言力を持つ。集団行動を行いやすくなった。観る側が視聴率を動かし得る時代になった。
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今は日テレが猛批判にさらされている。日テレが株主でもある系列局の日本海テレビ(本社・鳥取市)の元局長が、「24時間テレビ」の募金264万円 を着服したからだ。今年は8月31日と9月1日に放送された同番組の打ち切りを求める声も多い。
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日テレ全体の視聴率はいい。昨年度の個人全体視聴率は全日帯とゴールデン帯(午後7時~同10時)がトップ。CM売上高も断トツだった。
だが、今年度は批判を受けていることによる影響が出始めているようだ。7月から8月までの2カ月間、ライバルのテレ朝との全日帯の週間個人全体視聴率争いにおいて、テレ朝はトップを6週獲った。日テレのトップは3週しかない。フジの二の舞となってしまう恐れがある。
デイリー新潮編集部
全文はソースで
https://www.dailyshincho.jp/article/2024/09081701/?all=1
引用元: ・「24時間テレビ」「セクシー田中さん」で日テレに猛烈な逆風 フジ「韓流ドラマ」抗議デモで視聴率低下の二の舞となるか [9/8] [昆虫図鑑★]
視聴者の善意を必要な人に繋げる事自体は良いことだけど
視聴率稼ぎとかCM収入とか胡散臭い
食べ物を無駄にするなって炎上するだけだろw
マトモな人ほどテレビなんか見てないから
もうどーーーーーーーでもいいわ
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