【中国のサラミ戦術】南シナ海のフィリピン船、米軍が護衛 条約改定案が浮上／中国フィリピン、南シナ海での船舶衝突めぐり応酬

南中国海のフィリピン船、米軍が護衛　条約改定案が浮上
日経2024年9月4日 17:57 [会員限定記事]
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGM0113L0R00C24A9000000/【マニラ=藤田祐樹】フィリピン政府が米国との相互防衛条約を改定する検討を始めた。条約の発動要件を緩和し、南中国海で相次ぐ中国の挑発行為に対抗する狙いがある。
有事でなくとも米軍が船舶を護衛できるようにする案もある。米国が関与を強めれば中国が反発する可能性がある。

1951年に結んだ米比相互防衛条約は、いずれかの国が武力攻撃を受けた際に互いに防衛する義務があると定め、米比関係の基礎となっている。軍隊…

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動画：中国・フィリピン、南中国海での船舶衝突めぐり応酬
AFP2024年9月1日 16:18
https://www.afpbb.com/articles/-/3536540
https://players.brightcove.net/5615997992001/default_default/index.html?videoId=6361347881112

【9月1日 AFP】中国とフィリピンは8月31日、係争中の南中国海（South China Sea）のサビナ礁（Sabina Shoal）近くの海域で、相手の沿岸警備船が故意に衝突したと非難し合った。
両国間ではここ数週間、同様の衝突が相次いでいる。

中国中央テレビ（CCTV）によると、中国海警局の報道官は、31日正午すぎにサビナ礁付近でフィリピンの船が中国の船に「意図的に衝突した」と発表。
「中国は（この海域で）議論の余地のない主権を行使している」として、フィリピン船の「素人同然の危険な」行動を非難した。

一方、フィリピン沿岸警備隊のジェイ・タリエラ（Jay Tarriela）報道官は、
中国海警局の船艇5205がフィリピンの巡視船「テレサ・マグバヌア（BRP Teresa Magbanua）」に「直接的かつ意図的に衝突した」と述べた。

この巡視船はフィリピンの領有権を主張するため、4月からサビナ礁に停泊している。

タリエラ氏は、巡視船は3回衝突されたと明らかにした。衝突時に負傷した乗組員はいなかったが、船体が損傷し、穴も1カ所見つかった。

タリエラ氏によると、フィリピンの船舶が8月に中国の嫌がらせを受けたのはこれで5回目。

映像はフィリピン沿岸警備隊が公開したもの。(c)AFP