【CPU】インテルが予想以上の販売不振、苦境・・・ダウ平均除外の恐れ

この数十年で最も野心的な米産業政策に打撃を与えかねない。

バイデン大統領がアリゾナ州を訪れ、インテルのパット・ゲルシンガー最高経営責任者（ＣＥＯ）と共に200億ドル（約２兆9000億円）規模の優遇策パッケージの可能性を明らかにしてから５カ月が過ぎたが、同社がその資金を手にするのはいつになるのか、あるいは手にすることができるのか、疑念が強まっている。

インテルの苦境はまた、国防総省向けに最先端半導体の安定供給を確立し、2030年までに世界の先端プロセッサーの２割を製造するという米政府の政策目標達成を危うくするかもしれない。

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-09-04/SJ9WP6T0AFB400

インテル、歴史的低迷で投資銀行と選択肢巡り協議
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-08-30/SJ0FKVT1UM0W00

米半導体大手インテルは、創業以来56年の歴史の中で最も困難な時期を乗り切るため、投資銀行と協力している。事情に詳しい関係者が明らかにした。

同社は、製品設計・製造事業の分割を含むさまざまな中国リオについて協議している。一部の工場プロジェクトが廃止となる可能性もある。非公開情報だとして関係者は匿名を条件に語った。

米インテル、株価下落でダウ平均除外の恐れ
https://jp.reuters.com/markets/world-indices/FCO6LWSHGBLYHCXNQOEXDCYLHU-2024-09-04/

［３日　ロイター］ – 米半導体大手インテルの株価が低迷し、ダウ工業株３０種平均の構成銘柄から外されるとの観測が高まっている。

インテル株は年初から約６０％下落してダウ平均構成銘柄の中で下落率が最大となり、株価は最低となった。

７月の世界全体（全社）の半導体売り上げが前月比１１．１％減少したというＵＢＳセキュリティーズのリポートを嫌気して、３日の米市場では半導体株が大きく売られ、インテル株も急落した。

ダウ平均から外されれば、ただでさえ傷ついているインテルの評判はさらに落ちるだろう。

同社はオープンＡＩへの投資を見送ったことで生成人工知能（ＡＩ）ブームに乗り遅れ、台湾積体電路製造（ＴＳＭＣ）の牙城切り崩しを期待した半導体製造請負部門でも損失が膨らんでいる。

インテルは先月、態勢立て直しのために配当を停止し、人員１５％の削減を発表。しかしアナリストなどの間では「小さ過ぎて遅すぎる」対応だと冷めた声が聞かれる。