お笑いタレントやす子(25)への不適切投稿で、活動休止に追い込まれたYouTuberでタレントフワちゃんの一件以降、仕事がやりづらくなっているバラエティータレントが続出しているようだ。
かねてより非常識な振る舞いが問題視されていたにもかかわらず、テレビ番組に出続けていたフワちゃんにストレスが溜まっていた視聴者が多かったからか、芸能人の非常識エピソードや振る舞いに批判が殺到するというケースが、ここ最近増えている。
8月21日放送の「上田と女が吠える夜」(日本テレビ系)では、若槻千夏(40)が先輩である大久保佳代子(53)のショルダーバッグについていたひょうたんのキーホルダーの中身を勝手に開け、本気で怒る大久保にカメラを向け、写真を撮ったというエピソードを披露したことで、《フワちゃんレベルの非常識さ》と批判がといった声が続出。
さらに、8月24日放送の「さんまの東大方程式」(フジテレビ系)では、東大生の一人が中国語で自己紹介して詰まった時に、明石家さんまが「つくつくぼーし。つくつくぼーし」と笑いながらイジり、スタジオの陣内智則(50)も同調するような場面が流れたことで、吃音をイジっているようだと、こちらにも厳しい目が向けられた。
一方、常識的な感覚で鋭い質問をし、視聴者からの賞賛を集めたのが、8月26日放送の「あさイチ」(NHK)に生出演した二階堂ふみ(29)だ。
今年7月にオープンした屋内型ふれあい動物園「アニタッチ 東京ドームシティ」が紹介され、カピバラやナマケモノ、シロムネオオハシなどが放し飼いにされている映像に感想を求められた二階堂は、「これは生息地域とかが元々近い子たちが一緒にいたりとかっていう、そういう配慮はされているんですかね?」「展示時間などの制限とかもあるんですか? 人数制限とか」と、動物愛護の観点からの鋭い質問をぶつけていた。
こうした一連の流れに対し、視聴者からは《メディアにはある程度の常識・節度を持った人間を起用して頂きたく思う》《自由奔放な人と教養のない人がテレビに出てるの本当に分からん》と、現状のテレビ番組の作り方に疑問を抱く声が上がっていた。
■ワイルドネタを封印せざるを得ないスギちゃんの苦悩
「今までのテレビ業界は芸能人の普通じゃないエピソードを面白がって起用し、芸能人も売れるためにそういったエピソードを頑張って披露するということが当たり前になっていた節がありました。ですが、フワちゃんの騒動以降、芸能人の非常識さに不快感を感じると声を上げる人が特に増え、逆に芸能人にも関わらず一般的な感覚を持った人の考え方や話などに対するニーズが高まっている印象です」(バラエティー番組制作関係者)
そんな現状に対し、お笑い芸人のスギちゃん(51)は8月26日放送の「大悟の芸人領収書」(日本テレビ)で、昨今のコンプラ事情が原因でワイルドネタができないため、子供が「うちのお父さんね、”元ワイルド”だったんだよ」と話すようになったと嘆いていた。
スギちゃんだけでなく、今まで求められていた役割を担えなくなって居場所を失う芸人やバラエティータレントが今後ますます増えそうだ。
テレビ番組に今求められているのは、本質的に物事を捉えられる常識的な芸能人なのかもしれない。
引用元: ・【芸能】フワちゃん騒動でバラエティーのトレンドが激変!「非常識ないじり」に注がれる厳しい目… スギちゃんも苦悩 [冬月記者★]
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