中肉中背、ベージュのチノパンに紺色のTシャツ、マスクをつけた男は普通の30代の「優し気なお兄さん」に見えた。
ことし8月、地方裁判所で開かれた32歳の男の初公判。不倫関係にあった女性の家で、女性が寝ている隙と外出した隙の2回、娘の部屋に忍び込み16歳未満であることを知りながら口腔性交及び性交をした不同意性交等の罪に問われている。男は小さい声で「間違いないです」と起訴内容を認めた。
男は専門学校を卒業後「介護士」として働き始め23歳で結婚。事件当時妻子と生活していたが夫婦関係は悪く、2024年に入ってからだけでも20人~30人の女性と不倫していたと言う。その中の1人が、被害者となったAの母親だった。
男は母親との会話の中で、Aが15歳の中学3年生であることを知っていた。
男は不倫関係にあった母親の家に泊まったことし3月、母親が寝たのをみはからってAの部屋に行きキスをするなどしたが部屋の外で音がしたように思い、その時は連絡先を交換して母親のいる部屋に戻った。
その後母親が外出したタイミングで再びAの部屋に行き、服を脱がせてわいせつな行為に及んだ。避妊具はつけなかった。
被告の男は大人の男性という社会的に優位な立場を踏まえながら、Aに対し犯行を口止めする圧力をかけていた。以下は母親が犯行に気づくきっかけとなったLINEのやりとり。
「おりこうにしてるか」
「内緒やからな」
「親にばれないように」
被告とAの年齢差は17歳。Aは突然大人の男性にされた行為を誰にも相談できなかったと話している。
「母親が友達を家に連れてきた。服を脱がされ触られた。大人の男性に言われたことは断りにくかった。相談しようとしても恥ずかしくて誰にも相談できなかった。でも母親が気づいてくれた」(冒頭陳述より)
(検察官)
避妊具はなんでつけなかったんですか?
(被告)
ー持ってなかったから
妊娠とか性病のリスクとか分かってたけど及んだということですか?止めようとは思わなかったんですか?
ー思いはしたんですけどやめられなかった。
被害者参加制度で裁判に参加したAの母親も、ついたて越しに意見陳述した。
Aの母親
「娘は中2の時不登校でした。でも希望の高校への進学が決まり休日は友達と遊びに行くなど明るく過ごしていました。でも事件後閉鎖された空間に恐怖を感じるようになり公共交通機関を使うことができなくなりました」
「高校への送迎のため私は仕事を辞めざるをえなくなり、世帯収入が下がって生活は困窮しています。夫が県外出張中に起こった事件だったため、娘を守れなかったことで夫婦間にも亀裂が入り、現在離婚調停中です。娘だけでなく家族全員の将来を壊されました。相応の刑罰を望みます」
Aの父親(検察官が書面読み上げ)
「私の大好きな娘を傷つけた被告を絶対に許さない。現実を受け止められない。怒りを抑えられない。厳罰を望む」
(抜粋)
https://news.yahoo.co.jp/articles/e8556f189081ac8d626af25bbf3b53bcf2017ea7
引用元: ・【裁判】モテまくり不倫男を家に泊めた人妻、15歳娘をレイプされる…人妻「娘は傷つけられ夫とも離婚に…許せない!」
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