両腕ないアーチェリー選手マット・スタッツマンが最後のパラで「金」…涙で「人に限界なんてない」
両腕のないアーチェリー選手としてパラリンピックの顔ともなってきたマット・スタッツマン(米)が1日、最後の出場と決めたパリ大会の男子コンパウンド個人で金メダルを射止めた。
脚で支える弓は、微動だにしない。肩に装着した補助器具と顎を器用に使って矢を放つ。決勝では計15回射て、1度を除き全て10点満点。優勝を決めると、手よりも表情豊かな右足で帽子を投げ、大声援に応えた。
初出場の2012年ロンドン大会で銀メダルながら、その後の2大会は9位。「一本の矢に集中し、あとは何が起ころうと今を楽しむ」。徹底的にメンタルを鍛え、自信と平常心を培った。
「腕のないやつが金メダルを取ったんだよ。それを思えば、人に限界なんてないことが分かる。何かに秀でる、それが自由をくれるんだ」。家族が見守る中、表彰台の中央で涙にくれた。
引用元: ・【パリ五輪】両腕ないアーチェリー選手マット・スタッツマンが最後のパラで「金」… 涙で「人に限界なんてない」 [冬月記者★]
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