過去最高だった5人をはるかに超える人数による戦いとなるのも確実。まだ選挙戦は始まっていないが、表でも裏でもさまざまな「うごめき」が続いている。
一方、同時期に行われる立憲民主党代表選は、どうも動きが鈍い。現代表の泉健太氏(50)がまだ立候補を表明しておらず、一部では推薦人20人を集めるのに苦心しているのではないかとの見方も。
これまでに表明したのは枝野幸男前代表(60)と野田佳彦元首相(67)の2人だけ。約12年前に幕を閉じた民主党政権で首相を務めた人と官房長官を務めた人ということもあり、「先祖返り」「昔の顔」と、評価はさんざんだ。
そもそも今の自民党の人数(衆参367人)に比べ、136人と約3分の1という人数ながら、代表選には自民党と同じ20人の推薦人が必要。自民党でも集めるのに苦心する人が多いのに、自民党以上に推薦人確保が難しいシステム。
決まったルールなのは仕方ないにしても、もう少し違った顔ぶれが出てきてもいいのでは?と感じてしまう。
2012年11月14日の党首討論で電撃衆院解散をぶち上げ、結果的に惨敗し民主党政権に幕を引いた野田氏には、党内でも批判的な声がある。
永田町でも「二匹目のどじょうをねらっているんじゃないの?」と冷ややかな声を聞いた。
野田氏自身、出馬会見で「私が『昔の名前で出ています』と言うと、その(小林旭の)曲を知らない記者がいっぱいいるくらい古い」と、自身が「昔の顔」と認めざるを得なかった。
【中山知子】(ニッカンスポーツ・コム/社会コラム「取材備忘録」)
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