2024年8月28日 19:26東スポWEB
2015年に世界中を落涙させた動画があった。中学校卒業以来、会うことがなかった米国の同級生が約30年ぶりに法廷で再会。男は更生を誓ったはずだったが、9年後、またもや罪を犯してしまった。
2015年6月、窃盗罪などで起訴された49歳(当時)のアーサー・ナサニエル・ブース被告がフロリダ州の法廷に立った。
男を見たミンディ・グレイザー判事が「ひとつ質問があります。あなたはノーチラス中学校に通っていましたか?」と質問した。判事の顔をじっと見つめた男は「ああ、なんてことだ。なんてことだ」と泣き崩れた。2人は中学の同級生だった。
中学時代、成績優秀で医者を目指していたブース被告はグレイザー判事にいつも勉強を教え、2人は将来の夢を語り合っていた。
しかし、ブース被告は高校生になると生活が乱れ、カネ欲しさに窃盗を繰り返すようになり、18歳で逮捕。その後も刑務所生活を繰り返した。
そして、約30年ぶりに法廷で再会した。グレイザー判事は「ここでお会いして残念です。あなたに何が起こったのかずっと気になっていました。
あなたは中学校で一番いい子でした。あなたが無事にこの状況から抜け出し、合法的な生活を送れることを願います」と言い、判決を言い渡した。ブース被告は号泣し、更生を誓った。この動画が拡散し、世界が泣いた。
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