■専門家が語る流通のメカニズム「主食用は量的には取れているが…」
米専門店のCOOで、米流通評論家の常本泰志氏は「令和の米騒動」に4つのプロセスがあると解説する。まずは、自衛隊や病院、役所の食堂などでよく使われる安価米(ふるい下米)と呼ばれる米が、昨年非常に少なかったこと。続いて、安価米が足りなくなったため、買っていた人たちは、上のランクの米を買う。すると、スーパーに並ぶ米にも連鎖して非常に少なくなる。そこに南海トラフ臨時情報等での購入増が重なり、「騒動」と化した。
収穫された玄米はふるいにかけられ、1.7~2.0ミリ以上を「主食用」としている。ふるいの下に落ちた“安価米”が、ふるい下米で、1.7~1.9ミリは主食用(主に業務用に)や加工食品用(味噌・米菓)に、1.7ミリ以下は加工食品用(ビール等)に使い分けられる。
常本氏は「平成の米騒動」と比較する。「1993年当時は梅雨が明けず、数量が少なくなった。2023年は日照だが、農水省が『作況指数101』としていることから、量的には本来取れているはず。ここに当てはまらない米が少なかったのが、本当の要因」だとした。
その「当てはまらない米」が、安価米だ。「収穫後にふるいにかけて、なるべく異物を抜いてから出荷する。ふるいの下に落ちた米は、作況指数に反映されない。これが農水省データでは、前年比マイナス19万トンとなっている」と説明した。
安い米にもニーズがある。「公共機関の入札など、安くないと落札できないケースがある。しかし、安い米の量が少なかったため、上のランクの米で補充した。すると、さらに上のランクに連鎖していき、“主食用”を食べられてしまった」のが、米不足の一要因だ。
全文はソースで 最終更新:8/25(日) 7:02
https://news.yahoo.co.jp/articles/ddb4a78bca07d592d2048c2da7721fff6ac3abfc
引用元: ・「令和の米騒動」はかなり稀な現象?米流通評論家「不作とは言えない」心理学者「重要なものが曖昧だとうわさが流れやすい」 [首都圏の虎★]
ジジババが開店前から行列してるのが想像できる
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