「ここまで来たら 愛を貫けよ 迷ってる時間 無いんだから」。作詞は総合プロデューサーの秋元康さん、作曲は井上ヨシマサさん。2009年の「RIVER」というグループ初のオリコン週間チャート1位を獲得した記念碑的な曲を作ったコンビだ。
切迫した心情を吐露する歌詞の反面、衣装はりりしい制服風で曲調は疾走感たっぷり。「新生AKB48の革命宣言、チーム全員で勝つ」というテーマを表すミュージックビデオでは、18人が椅子や机を積んだバリケード内などで気迫をみなぎらせて踊る。
センターには17期生の佐藤綺星(あいり)さん(20)が起用された。「前に前に進む感じ。勢いを感じていただけるのでは。前田敦子さん、大島優子さんのようにセンターの印象が、AKB48や楽曲の印象になる。プレッシャーもたくさんありますが、先輩方に支えていただいています」
最多時のメンバーは188人、今は「全体がひとつに」
新総監督の倉野尾成美さん(23)は感慨深そうだ。「新しいメンバーがたくさん入ってくれた。時代が変わる感覚が曲に出ています」
倉野尾さんは14年に加入。その年のAKB48は、大島さんの卒業コンサートを東京の味の素スタジアムで行うなどムーブメントを巻き起こし、期間限定の「バイトAKB」メンバーを含めて188人と結成以来最多になった。
その後、メンバーが卒業する一方、コロナ禍でオーディションが出来ない時期もあったが、21年から再開。現在は43人で活動している。
切磋琢磨(せっさたくま)(せっさたくま)し合っていた「A」や「K」などのチームは休止している。
「最初は戸惑いましたが、メンバー間の区切りがなくなった。以前は同じチームでないと半年以上一緒に活動しないこともあった。今は全体がひとつになって動いています」と倉野尾さん。
自分の時代の代表曲を
グループも若返った。半数以上は22年以降に入った17~19期生。新曲を歌うメンバーを決める選抜総選挙を経験していない。「順位が出て比べられるので隣の子もライバルだという意識が高まった。今は競い合う意識が少し薄いのが気になっています。私は負けたくないという気持ちでやってきたので」と倉野尾さん。
だが「アイドル戦国時代」にあえてAKB48を選んだだけにハートは熱い。
「恵まれているという自覚はある。ただ、私は入った時から先輩の皆さんをライバル視して前に行きたいと思っていました」と佐藤さん。
見守る倉野尾さんは思いを新たに。「私の目標は自分たちの時代の代表曲を持つこと。そのために一人でも多くの人の心に響くパフォーマンスを届けたい」
抜群の知名度、課題はメンバーの認知
「成長の踊り場にいてジャンプの準備をしている感じでしょうか」。AKB48の現在地を、運営会社DHの内村和樹社長(48)は分析する。
最大の武器は「知名度」だという。「おじいちゃんやおばあちゃんもご存じで、アイドル衣装を着ているグループが全て『AKB48に見える』とおっしゃる方もいらっしゃるようです」
最大の課題は「認知度」だ。「芸能界で活躍中のOGの方々が在籍していた時代と違い、今はグループに誰がいて何をしているか知られていない。色んな手段を使って伝えていきたい」
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https://news.yahoo.co.jp/articles/670b87eb1ba0ce4a81b8657814bd047eff50c40a?page=1
引用元: ・【アイドル】新生『AKB48』は43人、アイドル戦国時代の新曲は「革命宣言」 認知度向上へ「挨拶まわり」も… 課題はメンバーの認知 [冬月記者★]
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