2024.08.23 21:30
近年、日本の70~80年代のシティポップやアンビエント、ジャズ/フュージョンが、インターネットを通じて海外のリスナーの間で人気を博している。このムーブメントはそれまでの草の根的な広がりを背景に2020年頃から音楽配信プラットフォームやSNSを起点に一般的にも知られるようになった。しかし最近、新たにY2Kや2000年代のJ-POPアーティストやバンドの楽曲が海外リスナーの間で発掘され、再評価されているのだ。
その代表例として、まず挙げられるのがTommy february6とTommy heavenly6だ。the brilliant greenのボーカルとしても知られる川瀬智子によるこれらのソロプロジェクトは、今年に入ってからK-POP周辺や欧米アーティストのレコメンド、TikTok上でのバズにより、にわかに注目を集めている。
例えば、今年4月に開催された有名音楽フェス『Coachella Valley Music and Arts Festival(コーチェラ)』でヘッドライナーを務めたドージャ・キャットは、SNS上でTommy heavenly6の楽曲「Wait till I can dream」を紹介している。また、TWICEのNAYEONは、ソロ曲「ABCD」のMVや音楽番組のステージでTommy february6を彷彿とさせるメガネとプレッピールックで登場し、話題を呼んだ。このTommy february6の少しオタクっぽいビジュアルは、現在のファッションシーンのトレンド“ギークシック”ともリンクしていることから、その文脈でも注目を集めている。
また、2021年に2000年代のソニーミュージック所属時代のMVがYouTubeで公開され、海外リスナーからのコメントが投稿されるようになっていたことも、直近の再評価につながっていると考えられる。中略
国内で長年にわたり根強い人気を誇ってきたフィッシュマンズも近年、SNSや音楽プラットフォームを通じて海外の音楽ファンに“発掘”され、再評価されている。フィッシュマンズが海外で大きな注目を集めるきっかけとなったのは、1999年にリリースされたライブアルバム『98.12.28 男達の別れ』だ。同作は、2020年に有名音楽レビューYouTubeチャンネル『The Needle Drop』のホスト、アンソニー・ファンタノによって「史上最も過小評価されたアルバム」の一つとして紹介された(本動画は現在までに160万回以上再生されている)。中略
2000年に結成されたLampも、今ではよく知られた海外で再評価された日本のバンドだ。Lampは、ボサノバを基軸としながら、フォーク、サイケ、AORなどの要素を織り交ぜたサウンドで長年にわたり国内外のコアな音楽ファンの間で密かな人気を集めていたが、その人気が海外で広がり始めたのは、2010年代に入ってからだ。Spotify、YouTube、SoundCloudなどのストリーミングサービスを通じて徐々に広がり始めたLampにとって大きな転機となったのは、2021年にTikTokで「ゆめうつつ」が大きなバズを呼び、爆発的な人気を獲得したこと。中略
その他にもTHE BACK HORNが今年3月にInstagramに投稿した「コバルトブルー」(2004年)のMVのリール動画にパティ・スミスやエリカ・バドゥが反応。それが追い風となり、投稿後約10日間で1460万回再生に到達するほどのリバイバルヒットとなった。
また、2000年に発売されたゲーム『ROOMMANIA#203』に登場する女性ユニットとして結成されたセラニポージ(Serani Poji)も過去の音源が発掘され、リバイバルヒットしたアーティストだ。
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引用元: ・Tommy february6、フィッシュマンズ、Lamp、THE BACK HORN…Y2Kの日本のJ-POPが海外で再評価 [muffin★]
セラニは1枚目だけCD持ってる
最近サブスク解禁されたんで他も聴いてみた
まぁ悪くない感じ
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