2024/8/21 08:00
マイナンバーカードやパスポート(旅券)を不正取得したなどとして、フィリピン国籍の女ら3人が3~5月、大阪府警に逮捕された。カードの名義は、女の親類と日本人との間にできた日本国籍の娘。不法滞在だった女は、顔写真のない娘の公的証明書などをもとに市役所でマイナカードを手に入れ、別のフィリピン人男性と結婚までしていた。マイナカードは一度手にすれば国内のあらゆる権利を享受できるだけに、専門家は「カード交付の経緯などを検証すべきだ」と指摘する。
「日本で学校に通いつつお金も稼ぎたい」
令和元年11月、母国のフィリピンから来日したマルティネス・マウリーン・メシアノ被告(30)=旅券法違反罪などで起訴=は、大阪府内に住む親類の女性(61)=詐欺容疑で逮捕=にこう持ち掛けた。
マルティネス被告の在留資格は、観光目的などで労働は認められていない短期滞在ビザ。このまま日本に不法滞在し続ければ、摘発されるリスクが付きまとう。すがる思いで相談すると、親類女性が「在留できるいい方法がある」として一つの案を示した。
府警によると、親類女性には日本人男性との間に生まれた日本国籍の娘(32)がいるが、幼いころからフィリピンに出国したままだった。女性の案はこの娘になりすまし、日本の身分証を取得すればいいという内容だった。
無保険受診で診察券も取得
最初にして最大の難関がマイナカードの取得だ。申請にはマイナカードの交付通知書と本人確認書類が必要となる。本人確認書類については、運転免許証といった顔写真付きなら1点、顔写真がない場合も健康保険証など公的書類2点の提出が求められる。
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https://www.sankei.com/article/20240821-FPM7GE3KS5IR5B3KIHLV6VF73Y/
引用元: ・【マイナンバー】パスポート取得に生活保護受給… 不正入手で浮かび上がった「万能」マイナカードの弱点 [ぐれ★]
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