世界保健機関(WHO)は14日、「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に相当すると宣言したが、感染拡大防止には大きな障害が立ちはだかる。同国にはワクチンが全くないのだ。
ワクチンがないことや、コンゴでこの感染症がどのように広がったを理解する難しさは、現地での対応の遅れや国際的な連携の欠如、財源不足の問題が迅速な行動を妨げてきたことを浮き彫りにしている。
危機対応への遅れの連鎖は、2023年に終了した前回のエムポックス緊急事態の時に始まっていた。アフリカ大陸は適切な支援を受けられなかったと、アフリカ疾病対策センターは指摘した。
エムポックスの脅威が戻り、世界的なワクチン流通を担当する組織が懸念を表明したにもかかわらず、コンゴはワクチン寄付の正式な要請を見送った。
同国の医薬品規制当局がワクチンの緊急使用を認めたのは6月になってからだ。
一方、複数の国や組織、潜在的な寄付者らは支援を試みているが、共同対応の調整は始まったばかりだ。
ステレンボッシュ大学の流行病対策・イノベーションセンターのディレクター、トゥーリオ・デオリベイラ教授は「WHOが緊急事態を昨年終了したことは間違いだったと、世界は学んでいないと思う」と指摘。
「もしわれわれが学んでいたなら、感染拡大を食い止めることに集中していただろう」とインタビューで述べた。緊急事態宣言を継続すべきだったという意見に反対する専門家もいる。
世界エイズ・結核・マラリア対策基金のピーター・サンズ事務局長は、世界の関心が他の問題に向いていたと指摘。エムポックスはコンゴで長い間存在していたが、「あまり注目されていなかった」とインタビューで語った。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が終わって以来、各国政府の注意は、戦争やその他の脅威に向けられてきた。しかし、エムポックスの今回の流行は、疾病の監視や基本的な初期診療がおろそかになれば、再び猛威を振るう可能性があると警鐘を鳴らしていると、サンズ氏は指摘した。
コンゴでは、はしかの流行や人道的危機など他の健康上の脅威で状況が複雑化している。発生地域では170万人が住む場所を追われている。
エムポックス感染の疑いがある患者は約1万5700人だが、実際の患者数ははるかに多い可能性が高い。
世界の最貧国の一つであるコンゴでは、この危機に対応する資金が不足している。同国のカンバ・ムランバ保健・衛生・予防相は、350万回分のワクチンが必要で、その費用は数億ドルに上ると見積もっている。
https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2024-08-19/SIFU0AT0G1KW00
引用元: ・【世界の最貧国の一つであるコンゴ民主共和国にはワクチンが全くない】資金も不足・・・患者は約1万5700人だが、実際の患者数ははるかに多い可能性が高い
こんな件でさえあんたはゴミのように利用するんだな
心が腐ってるように見えてしまうぞ
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