【独自に入手した報告書】TikTok（ティックトック）のアルゴリズムは、ネ◯ナチ関連のコンテンツをユーザーに推奨していることが明らかになった

過激派組織はTikTokを使ってメンバーを勧誘しており、専門家は警鐘を鳴らしている。

『WIRED』がシンクタンクInstitute for Strategic Dialogue（ISD、戦略対話研究所）から独自に入手した新しい報告書によると、ネオナチと白人至上主義者たちがTikTok上でヒトラー関連のプロパガンダを共有し、新たなメンバーの勧誘を試みている。

TikTokのアルゴリズムも、そうしたコンテンツを新しいユーザーに推奨していることが明らかになった。

過激派コミュニティは、若者の間で人気のあるTikTokを利用してその主張を広めようとしているのだ。

TikTokに存在する数百もの過激派アカウントが、ホロコースト否定やヒトラー、ナチス時代のドイツを美化する動画を公然と投稿していることについて、ISDの報告書は詳しく解説している。

ナチスのイデオロギーが、例えば西洋諸国への移民侵略とされる現代の問題の解決策であると示唆しているという。

また、これらのアカウントは銃乱射事件を起こした白人至上主義者や事件のライブ映像、再現動画も支持していた。

多くのアカウントはプロフィール写真にナチスのシンボルを使用したり、ユーザー名に白人至上主義を示す特定の言葉を含めていたりしている。

報告書を書いたISD研究者のネイサン・ドクターは、別のプロジェクトの研究をしている際にTikTokのあるネオナチのアカウントを見つけたことをきっかけに、今年の初めから今回の調査を開始したと話す。

そして調査開始からまもなく、視聴者数とリーチを増やすために互いのアカウントの投稿に「いいね」を押したり、シェアやコメントをしたりするなどして積極的に協力し合っているように見える、はるかに広範なアカウントのネットワークを暴いた。

https://news.livedoor.com/article/detail/27009435/
https://wired.jp/article/tiktok-nazi-content-moderation/#:~:text=%E9%9B%91%E8%AA%8C