米テレビ局「ESPN」が性別騒動で揺れたパリ五輪ボクシング女子66キロ級金メダルのイマネ・ヘリフ(アルジェリア)に対する見解を理由にNFL番組の司会を務めている女性スポーツキャスターを解雇したと、英紙「デーリー・メール」が報じた。
同紙によると、NFLカウントダウンなどの番組で司会を務めていたサマンサ・ポンダーさんはヘリフをめぐって自身のXを更新し「XX=男性、XY=女性」と書き込んだ上、大学フットボールの解説者であるカーク・ブライト氏が「男性は女性のスポーツにふさわしいか」と問われて「もちろん違います。バカげた質問だ」と返答した発言をネット上で称賛していたという。
ESPNはこうしたトランスジェンダー女性に対する批判を理由にポンダーさんを解雇したとみられる。
同紙は「ポンダーさんは3年300万ドル(約4億4000万円)の2年目に解雇されたが、給与は全額支払われる」とした上で「ポンダーさんは解雇について公に語っていない。ESPNは問い合わせに対し、ポンダーさんの退任についてコメントすることを拒否した」と伝えていた。
また、元競泳選手で反トランスジェンダー活動家のライリー・ゲインズさんは自身のXに「ESPNは男性は女性スポーツにふさわしくないと公言したポンダーを解雇するのか?」とポスト。
すると、この意見に対し「哀れだ。目覚めたメディアがさらに目覚めた」「それがESPNが失敗している理由だ」などの声が書き込まれたという。
ヘリフをめぐっては批判的な見解を示した英人気司会者のローラ・ウッズさんが、ネット上で誹謗中傷や殺害予告を受けたことを告白。
またヘリフはSNSなどで中傷されたとして、パリ当局に告訴しており、書面には米実業家のイーロン・マスク氏や英作家のJ・K・ローリングさんの名前も記載されている。
すでに当局は、中傷被害の捜査を開始したことを認めているが、パリ五輪を揺るがした性別騒動の波紋は広がるばかりのようだ。
引用元: ・パリ五輪で性別騒動金メダリストを〝批判〟した女性キャスターをESPNが解雇 [冬月記者★]
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