2024年の競技の中には、「スポーツ」という言葉の定義が議論されている競技もあるが、過去1世紀あまりの間に行われたいくつかの競技に比べれば、大したことはないかもしれない。
過去を振り返ると、このスポーツの祭典の歴史上には一風変わった競技種目があったのだ。
◻走る鹿の射撃(ランニングターゲット)
1908年のロンドン五輪でデビューしたこの競技では、鹿(厚紙製)が幅20メートルの開口部を4秒間移動し、100メートルの距離から競技者がそれを射止めるというもの。最優秀選手はオスカー・スワーンで、この競技で彼は生涯、金メダル3個、銀メダル1個、銅メダル2個を獲得した。
また、彼はオリンピックで金メダルを獲得した最高齢の選手でもあり、1920年のアントワープ・オリンピックで72歳にして最後のメダルを獲得した。
1952年、ヘルシンキで最後の鹿狩りが行われた。
◻クロッケー
ディズニーの有名な物語『不思議の国のアリス』に登場するクロッケーだが、オリンピック種目になっていたことがある。
クロッケーは、1900年パリ五輪でのみ唯一実施された競技となっている。このパリ大会は万国博覧会と同時に開催されたうえに、組織委員会が「五輪」であることを強調しなかったため、五輪に参加していることを知らないアスリートも多く、参加者がフランス人だけの競技も多かったのである。
クロッケーはまさにその一例で、参加したのはフランス人選手だけだった。しかし、近代オリンピックで初めて、女子選手が参加した大会となったのだ。また驚くべきことに、この大会の観戦チケットを買ったのはたった一人だったという。
◻バスクペロタ
日本ではあまり馴染みがない競技だが、スペインのバスク地方由来のスポーツだ。
1900年パリ五輪で実施されたが、出場したのはスペインとフランスの2チームだけだった。しかし、フランスはルールの不一致で出場を辞退し、スペインのペアがチャンピオンに輝いた。この金メダルは2004年まで、組織委員会(IOC)に認められていなかった。
ちなみに1924年のパリ大会、1968年のメキシコ大会、1992年のバルセロナ大会では、公開競技として開催された。
*続きは以下ソースにてご覧ください
2024/08/16 Esquire
https://www.esquire.com/jp/lifestyle/sports/g61825151/deportes-mas-extranos-juegos-olimpicos/
引用元: ・2024年パリ五輪にはなかったが、過去に実在した奇妙なオリンピック競技9選 [牛乳トースト★]
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