7月26日に開催されたパリオリンピックの開会式。セーヌ川で行われたパレードの終着地となったトロカデロ広場に設けられた仮設スタンドのVIP席には、マクロン大統領や、国際オリンピック委員会(IOC)のバッハ会長と並んでセレモニーを楽しむ“超大物”の姿があった。
ベルナール・アルノー氏。ルイ・ヴィトン、ブルガリ、モエ・ヘネシー、ティファニーなど75の有名ブランドや、「ル・パリジャン」「レ・ゼコー」といったメディアなどを束ねるLVMHのCEOである。
アメリカの電気自動車(EV)大手、テスラのイーロン・マスクCEOやアマゾンの創業者、ジェフ・ベゾス氏らと常に世界の長者番付トップを争う有数の富豪としても知られる。マスク、ベソス両氏のような派手さはないが、フランスにおける影響力はきわめて大きい。
「LVMHのためのオリンピック」。あるフランス人のジャーナリストはこう表現する。LVMHは同国の大手スーパーのカルフールや、医薬品メーカーのサノフィなどとともに、パリオリンピック・パラリンピックのプレミアムパートナーに名を連ねている。組織委員会とのスポンサー契約の額についてLVMHやIOCは明らかにしていないが、メディアの報道などによれば、1億5000万ユーロ(約240億円)に上る。
大会の組織委員会の予算は43億8000万ユーロでこのうち、12億2600万ユーロを協賛企業からの収入で賄う計画だ。今大会にはグローバルパートナーのトヨタ自動車やパナソニックのほか、世界で80あまりの企業がスポンサーとして運営を支援している。報道通りの数字だとすれば、協賛収入全体の1割以上をLVMH1社が負担している計算。「メインスポンサー」といっても過言ではない。
*記事全文は以下ソースにてご覧ください
2024/08/14 9:30 東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/801922?display=b
引用元: ・【経済】色々あったオリンピックで結局「一番得した」会社 [牛乳トースト★]
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