■選挙情勢はわずかな変化で大きく変わる
トランプ優位という選挙情勢は大きく変わった。
今やトランプ陣営は防御に追われている。トランプ陣営に何が起こったのか。
選挙情勢は一つの出来事で劇的に変わる。
※略
だがバイデンの撤退とハリスの登場で、民主党支持者の間にあった暗雲が吹き飛ばされ、多くの民主党支持者は安堵感と解放感を味わった。
「ハリス・ブーム」の始まりである。
堰を切ったように、ハリス支持の熱狂的な声が上がった。
さらにミネソタ州のティム・ウォルツ知事を副大統領候補に指名したことも、分裂していた民主党を団結させる効果を発揮した。■トランプ陣営は選挙での勝利を確信していた
トランプ陣営は勝利を前提に全国大会で党内基盤を固める戦略を取った。
※略
トランプ陣営のもうひとつの戦略は、トランプ暗殺未遂事件を利用して、「トランプは神に守られている」と彼の神格化を図ることであった。
それは最大の支持層である保守派プロテスタントのエバンジェリカルにアピールし、結束を図ることであった。
だが銃撃犯は20歳の共和党党員であることが明らかになり、トランプ神格化の試みは頓挫した。今やトランプ暗殺未遂について語る者はいない。
■外れたトランプ陣営の思惑
トランプ陣営はハリスの登場に不意打ちを食らった。
※略
7月15日から4日間の日程で開催された共和党全国大会が終った後、トランプ陣営のスタッフは早々と会場を後にし、
バーで“勝利の美酒”に酔いつぶれていたと、メディアは書いている。
だがトランプ陣営の思惑は外れた。トランプ陣営はハリスの登場に対応する「プランB」を持っていなかったのである。
※略
■共和党内に広がる「反トランプ」の動き
ハリス陣営は共和党内の反トランプ派の支持を得るための「ハリスのための共和党(Republicans for Harris)」という組織を立ち上げた。
組織発足の趣意書には「(この組織は)トランプが引き起こした混乱と分裂、さらに『プロジェクト2025』を拒否し続けている
何百万人の共和党員に向けた努力を拡大することを目的とする」と書かれている。
ハリス陣営によると、アリゾナ州、ペンシルベニア州、ノースカロライナ州で決起集会を開く予定になっている。
「ハリス支持」を表明する共和党支持者が相次いでいる。
共和党のロッド・チャンドラー議員(ワシントン州選出)、トム・コールマン議員(ミズリー州選出)。デイブ・エメリー議員(メイン州選出)、
ジム・グリーンウッド議員(ペンシルベニア州)などがハリス支持を表明している。
ジョージア州のジェフ・ダンカン元副州知事やニュージャージー州のクリステン・ホイットマン元知事もハリス支持を明らかにしている。
アダム・キンジンガー元下院議員はSNSで「トランプは保守主義とまったく関係ない。保守主義者は憲法を信じているのであって、一人の男のエゴを信じているわけではない」
と、反トランプを鮮明に宣言している。アリゾナ州のジョン・ジャイルズ・メサ市長もハリス支持の声明を出している。
トランプ政権の主席報道官だったステファニー・グレシャムは
「私はトランプ政権の主席報道官として、また最も長い間トランプ・チームの一員として、トランプ大統領は1月6日の議事堂乱入事件のように
政権を維持するために手段を選ばないか、彼が国民につく嘘の数々を目の当たりにしてきた。
私はハリス副大統領にすべて同意するわけではないが、彼女が自由のために戦い、民主主義を守り、世界の舞台で名誉と尊厳をもってアメリカを代表することを知っている」
という声明を出している。
デンバー・リグルマン元議員は「共和党にとって最善なことはトランプが負けることだ」と語っている。
トランプの下で共和党は大きく変わった。伝統的な保守主義から離反し、「トランプ信者」が支配する党になっている。内部から共和党を改革するのは困難な状況である。
ハリス支持を表明している共和党支持者は、共和党の再生はトランプの敗北から始まると語っている。
ヘイリーに予備選挙で投票した共和党員の多くは、グレシャムと同じ感情を抱いていたのではないだろうか。
ヘイリーが予備選挙で獲得した20~30%の票の行方が大統領選挙の結果を決める可能性も否定できない。
引用元: ・大統領選挙の”潮目“が変わった 誤算でトランプは失速か 共和党内に「反トランプ」の動き ハリス支持表明する共和党支持者が相次ぐ [ごまカンパチ★]
白人のピチピチ連れてこいや
素直に死んでおけば
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