ウクライナのゼレンスキー大統領は10日、ビデオ演説で「シルスキー総司令官から戦争を侵略者の領土に押し出すための、われわれの行動について報告を受けた」と述べ、今月6日から行われているロシア西部への越境攻撃がウクライナ軍によるものだと認めました。
ロシア国防省は11日、予備役の部隊や航空戦力などを投入して、越境攻撃を撃退する作戦を行っていると発表し「ロシア領土の奥深くへの侵入の試みを阻止した」としています。
ロシア国防省や、各国の軍事専門家の分析によりますと、ウクライナ軍は、越境攻撃を行うにあたって精鋭部隊として知られる、戦車などが配備された機械化旅団のほか、空てい部隊を投入したとみられ、ロシア側の不意を突く形で攻撃に及んだとみられます。
ゼレンスキー大統領は10日、ビデオ演説で「ウクライナは、どのように正義を取り戻し、侵略者に圧力をかけられるかを証明している」と述べ、占領された領土の奪還に向けてロシアに圧力をかけるねらいがあると明らかにしました。
このほかウクライナ側のねらいとしてはロシア軍の戦力の一部を分散させて東部の戦線で続く緊張を緩和させる軍事的な目的や他国の軍の侵入を許したとしてプーチン政権の威信を大きく傷つける政治的なねらいも指摘されています。
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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240811/k10014546441000.html
引用元: ・【国際】ゼレンスキー大統領 ロシア西部への越境攻撃認める
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