下落傾向を示していた日経平均株価が5日に暴落。首相への逆風は避けられないとみられ、株高や賃上げを追い風に再選を引き寄せる首相のもくろみは再考を迫られそうだ。
派閥裏金事件を巡る世論の批判はなお強く、内閣支持率は低迷を続ける。
このため、首相が「頼みの綱」にするのが、7月に日経平均株価が4万2000円超の史上最高値を付けるなどした「経済の好循環」だった。
しかし、日経平均は5日に史上最大の下げ幅を記録。首相に近い党幹部は「これはまずい。推移を見る必要がある」と衝撃を隠さなかった。
日銀は金融政策の正常化や円安是正に向けて利上げに動いており、株価の動向は不透明さを増している。
一方、岸田政権は「資産所得倍増」を掲げて少額投資非課税制度(NISA)拡充などを推進してきた経緯があり、株価の下落は以前より国民の懐に響きやすくなっているとの見方がある。
政府関係者は「これまでの経済政策のひずみが出てくる」と指摘。自民の中堅は「この状況は首相にプラスにはならない」との見方を示した。
同党の閣僚経験者は「政権への打撃は避けられない」と語った。
引用元: ・【株価暴落】岸田首相に逆風、総裁再選戦略に影響・・・首相に近い党幹部 「これはまずい」、自民の中堅 「この状況は首相にプラスにはならない」
8/2(金) 16:32配信
岸田首相は2日、東京都内で、JーFLEC(金融経済教育推進機構)の立ち上げ式に出席し、「1月の新NISA(少額投資非課税制度)開始後、半年で、近年の年間買付額5兆円を大幅に上回る10兆円規模となる見込みが示されている」と明らかにした。
https://news.yahoo.co.jp/articles/21c66807f8f3747ac2c353b10b615a377977bb13
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