在日米軍基地。日本にあることをほとんどの人が知っているはずだが、どういう施設で何をしているところなのか、その実態を説明してほしいと言われると意外と難しい。そして朝鮮国連軍基地に至っては、詳しいことを知る人はどのくらいいるだろうか。
これまで私は在日米軍基地関連のことをいろいろ書いてきました。前作(『基地はなぜ沖縄でなければいけないのか』筑摩書房、2022年)は一般向けに基地問題について書いたんですが、これで一区切りをつけたという感じがありました。
しかし、まだモヤモヤしたものが残りました。それが吉田アチソン交換公文(1951年)です。これは朝鮮国連軍に関する交換公文で、日本に置かれていた朝鮮国連軍を講和成立後も引き継ぐというものです。
朝鮮国連軍は朝鮮戦争勃発に伴い創設されたもので、休戦協定後は日本に国連軍後方司令部が設立され、現在も横田飛行場に置かれています。司令官の他、オーストラリアやイギリス、フィリピン、タイなど9カ国の駐在武官が連絡将校として大使館に常駐している。このことはあまり知られていません。
現在、国連軍は日本にある7カ所の在日米軍施設・区域を使用することができます。これらを使うことができるのは、国連軍地域協定を締約した11カ国です。最近はイギリスやフランスの艦船が日本に来航することも増えています。これらは北朝鮮に対する制裁の実効性確保のためですが、こうしたことでも国連軍基地としての役割に注目が集まっています。
引用元: ・日本にいる「国連軍」を知っていますか? 在日米軍だけでない安全保障の最前線 [902666507]
役に立たないでしょ
ルワンダがそうだったように
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