https://www.tokyo-np.co.jp/article/344884
2024年8月3日 07時16分
両親が海外出身者などのため、日本で生まれ育ったのに在留資格がない子どもたちの絵画と作文を展示する「仮放免の子どもたちによる絵画作文展」が2日、東京都の練馬区立男女共同参画センター「えーる」(石神井町8)で始まった。
(中略)
展示は、行政に「存在していない子ども」として扱われがちな彼らの存在と苦境を広く知ってもらうのが狙いで、4回目。入管職員を恐れる外国人を遠巻きにして「気にしない日本人」「助けたいけど何もできない日本人」を描いた中東の高校生の作品もあった。
難民申請が認められず、退去命令が出たが迫害を恐れて帰国できないなどの家庭の子どもたちは親同様、在留資格がなく、仮放免の状態で日本に住む。国は6月施行の改正入管難民法に基づく救済措置で子どもの在留許可を進めたが、条件の厳しさから対象外のケースも多かった。
展示初日は大賞などの表彰式も行われ、審査員を務めた直木賞作家で入管問題をテーマに「やさしい猫」を書いた中島京子さんは「だれもが、知ればびっくりしてどうにかしなければと思う問題なので多くの人に見てほしい」と語った。弁護士有志やボランティア団体「BOND」が開催、入場無料。
引用元: ・【東京】「日本生まれなのになぜ差別」 「仮放免」の子 絵画作文展 弁護士有志ら開催 練馬 [少考さん★]
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