7月26日から文化と芸術の都パリで開かれている夏季オリンピック。「金メダル5個、総合成績15位」という控えめな目標を掲げていた韓国だったが、期せずして、大会3日目にして目標としていた「金メダル5個」を取ってしまった。そのため、当初は冷めた目でパリオリンピックを眺めていた韓国国民の代表選手たちへの関心と期待がにわかに高まっているのだ。
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■ 開会式で傷つけられた韓国人のプライド
関心が高まらなかったうえに、開幕式には韓国のプライドを傷つける主催側の不手際があいついだせいで、韓国メディアと国民はパリ五輪に反感さえ覚えていた。開幕式で韓国選手団が入場するときのアナウンスで、国家名を「韓国」ではなく「北朝鮮」と紹介したのだ。
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■ 予想もしなかった韓国選手たちの飛躍
だが、韓国人にとって「最悪のオリンピック」になりかけたパリオリンピックは、韓国選手団の期待を大幅に上回る活躍によって、韓国人に大いなる喜びを与えている。
韓国選手団は開幕3日目にして、射撃とアーチェリー、フェンシングで5個の金メダルを獲得し、目標を早々に達成したのだ。
金メダルを獲得した種目のうち、当初から金メダル獲得を目標にしていたのはアーチェリーの女子団体戦と男子団体戦だけ。つまり今後も金メダル獲得の可能性が極めて高い種目が3つも残っているわけだ。
『中央日報』は、「主種目はまだ始まってもいない」というタイトルの記事で、今後アーチェリー混成団体戦や個人戦をはじめ、バドミントン、柔道、テコンドー、フェンシング、近代5種まで追加で金メダルが可能な種目が残っているとしている。同紙は「48年ぶりに最小人員で構成された韓国選手団は劇的な逆転で2012年ロンドン大会以降、最高の成績表を手にすることができる」と期待を示した。大会直前まで「最弱」とされていた選手たちの痛快な大逆転劇に韓国全体が熱くなっているのだ。
ただ、そもそもオリンピックという大会が愛国心を極限に跳ね上げる「国家対抗競技」であるだけに、韓国人の反日感情を刺激するような議論も韓国のメディアとインターネット上に多く登場している。
■ 『夕刊フジ』のコラムにも大反発
7月26日、韓国の地上波放送局のSBSのメインニュースである「8時ニュース」は、BTSのメンバーのJINがオリンピックの聖火ランナーを務めた件について、「韓国政府がカネを使って実現したという主張が日本では少なくない」とし、「根拠のある主張なのかファクトをチェックしてみたい」と乗り出した。
もちろん、ファクトチェックの結論は「そんな事実はない」だった。
ただ、同ニュースは、日本メディアが報じた関連記事につけられた日本のネットユーザーの「嫌韓コメント」を詳しく紹介した後、韓国の有名大学教授の日本専門家の次のようなコメントで締めくくった。
「韓国の経済力や文化水準が今や日本を圧倒する水準に成長したということが(日本人にとっては)認めがたいことなので、『(韓国政府が)ロビーをしたり、国策産業として育てたりしたからこうなったのだ』という陰謀論的な結論に(至ったと思われる)」
7月28日には日本の『夕刊フジ』の<パリ五輪は「沈みゆく韓国」の象徴 もはや“スポーツ強国”とは言えない「ニッチ種目」だけの出場、国中が意気消沈>というタイトルのコラムが韓国メディアに大々的に紹介された。
韓国メディアは口をそろえて「日本の極右マスコミが韓国を嘲弄した」と激昂してみせた。
ただ、『夕刊フジ』のコラムが反日感情が爆発するきっかけを提供したのは間違いないが、日本の主流メディアといえないタブロイド紙に掲載されたコラムニストの寄稿文が、韓国でネットで検索しただけでも50件以上の記事に取り上げられている。オリンピックという愛国心が高揚しやすいスポーツイベントのさなかに、韓国人の反日感情に必要以上に火をつけたと言えるだろう。
■ 柔道・許海実選手の決勝戦敗退は「日本のせい」
反日感情の高揚は多方面にも飛び火している。
韓国人の父親と日本人の母親を持つ女子柔道57キロ級の韓国代表の許海実(ホ・ミミ)選手が、決勝戦でカナダの出口クリスタ選手に敗北し、銀メダルとなったことについても、韓国のネット上では「日本のせいだ」という主張が席巻している。
以下全文はソース先で
JBpress 2024.8.1(木) 李 正宣
https://jbpress.ismedia.jp/articles/-/82390
引用元: ・【JBpress】歴代最弱のはずだった五輪選手団の大躍進で韓国人の愛国心が沸騰、つられて反日感情も爆発中 夕刊フジが火をつける [8/2] [ばーど★]
夕刊フジはちょっと自意識過剰なのでは
サッカーしか見てないから気付かなかった
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