五輪コメンテーター、女性差別発言で降板 スポーツ専門局

【7月29日 AFP】スポーツテレビチャンネルのユーロスポーツ（Eurosport）は29日、パリ五輪の競泳種目の放送で女性差別発言をしたコメンテーターを担当から外した。

　コメンテーターのボブ・バラード（Bob Ballard）氏は、27日に行われた女子4×100メートル自由形リレー決勝で金メダルを獲得したオーストラリア代表に言及し、「彼女たちは今、帰るところです。皆さん知っての通り、女性というのはウロウロしたり、化粧をしたり、そういうものです」と発言した。

　この発言を捉えた動画がSNSで拡散されたことを受け、ユーロスポーツは声明を発表。「昨夜のユーロスポーツの中継の中で、コメンテーターのボブ・バラード氏が不適切な発言をした」「そのため、彼は直ちにコメンテーターリストから外された」と述べた。

　現時点で、バラード氏からの反応はない。(c)AFP