「このままでは警察に捕まってしまう」痴漢男が約2mフェンス越え“逃走”　野尻俊彦容疑者（54）逮捕

東京・品川区で6月、痴漢行為をした男が線路のフェンスを乗り越えて逃走した。犯行から約1カ月後、痴漢行為をした男が逮捕された。逃走によって山手線は5分間遅延し、男は電車の運行妨害の疑いでも逮捕されている。

約2mのフェンス乗り越える
品川区・大崎駅で6月、現場が騒然とするなか、線路のフェンスを乗り越えて逃走する痴漢男をカメラが捉えた。

フェンスを超えた際に、何かを落としたのか、男は腰をかがめて拾うような動きを見せ、その後、走り去って行った。

犯行から約1カ月後の7月18日、JR山手線の車内で、20代の女性の体を触るなど、わいせつな行為をした疑いで、野尻俊彦容疑者（54）が逮捕された。

警視庁によると、女性は野尻容疑者の腕を掴んでホームに連れ出すと、「私、痴漢されたんです!」と周囲の人に助けを求め、目撃者が110番通報した。

ところが、その隙にフェンスを乗り越えて野尻容疑者が逃走。線路に飛び降り、数十メートル走った後、フェンスから駅の外に逃走した。

野尻容疑者が乗り越えたフェンスの高さは約2mで、上には侵入防止の忍び返しが張り巡らされていた。

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