この星団の中心に約8200太陽質量以上の中間質量ブラックホールが存在するとみられることが分かった。ブラックホール(BH)は質量により恒星質量BH・中間質量BH・超大質量BHに分けられる。
恒星質量BHは重い星の超新星爆発によりできる。超大質量BHは銀河の中心にある。
中間質量BHは、恒星質量BHと超大質量BHの中間で、質量が太陽の100倍から10万倍程度だが、
現時点でその有力候補は数例しか知られておらず、宇宙全体でどの程度の数あるのかや、
その発生メカニズムなどは全く分かっていない。
独・マックスプランク天文学研究所の研究チームはω星団に含まれる140万個の恒星をカタログ化し、
その運動を過去のハッブル宇宙望遠鏡の画像から求めたところ、星団中心部で非常に高速に移動する恒星7個が検出された。
通常、高速に移動する恒星は星団から逃げ出して二度と戻らない。
しかし星団内に留まるということは、非常に重い天体がこの星々を重力で引き付け、星団内に引き留めていると考えられる。
これが可能なのはブラックホールしかなく、研究者の試算ではその質量は太陽質量の8200倍以上としており、これは中間質量ブラックホールに相当するとしている。
以上ソースの要約と追記です。詳細や画像はソースをご覧下さい。
ソース
アストロアーツ 2024年7月19日
https://www.astroarts.co.jp/article/hl/a/13644_ngc5139
科+にも同じスレッドを立てています。よろしくね
【天文】ω星団に中間質量ブラックホールが存在する強い証拠を発見 [R6/07/22]
https://ana.open2ch.net/test/read.cgi/scienceplus/1721650576/
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