ウクライナでの砲兵戦が変化している可能性がある。
ウクライナ軍によるロシア軍の大砲の撃破数が大幅に増えている兆候がいくつかある。もしそのとおりであれば、戦争の転換点になるかもしれない。
また、伝統的な兵器である大砲が、この戦争で新たに台頭した兵器に対して弱いということの証拠にもなるだろう。■砲兵はロシア軍の中核
砲、あるいは砲兵はロシアによる戦争のやり方で中核を担う存在である。
ロシア陸軍は主として砲兵軍であって、戦車はたまたま多数保有しているにすぎない、と評する人もいるくらいだ。
「端的に言えば、ロシアは砲を縦深戦闘でも近接戦闘でも主要な殺傷手段として用いる」。
英王立防衛安全保障研究所(RUSI)は昨年、ロシア軍の砲兵戦力に関する報告書のなかでそう説明している。
戦車部隊や歩兵部隊の装備や人員の質が不十分であっても、砲兵火力が十分にあれば補える。
町を通りごとに占領していくには、高度に訓練され規律の高い歩兵が必要になるが、ロシア軍の場合、砲兵を使ってブロックごとに平らにしていくことができる。
ロシア軍による攻撃で大半の損害を与えているのも砲兵であり、砲兵戦でロシア側が優位にある場合、ウクライナ側の反転攻勢は大きな損害を伴うことになる。
よく引用される数字をあらためて挙げておけば、この戦争でロシア軍がウクライナ軍に与えている人的損害のおよそ80%は砲兵火力によるものだ。
ウクライナ軍はこれまで、大砲の数はもちろん、砲弾の量もロシア軍に大きく劣ってきた。
数量は時期や場所によっても異なるが、米欧州軍のクリストファー・カボリ司令官(陸軍大将)は4月、
ロシア軍の砲弾発射数はウクライナ軍の5倍に達すると米下院軍事委員会で証言している。
ウクライナ向けの砲弾供給を増やす緊急の取り組みが進められているが、それだけでは両軍の砲弾発射数の不均衡が完全に解消されるまでには至らないだろう。
だが、もしウクライナ側がロシア軍の大砲の位置を容易に探知し、撃破できるのであれば、状況は劇的に変化する可能性がある。
大砲という中心的な兵器を奪われれば、ロシア軍は牙を抜かれるに等しい。
それは、もう始まっているかもしれない。
■衛星画像からわかること・わからないこと
ロシアが保有する大砲の数は、実戦配備数、予備の保管数のどちらも圧倒的である。
RUSIが2024年2月時点で推定しているところでは、ロシア軍は大砲を5000門弱実戦配備している。
うち1000門弱は装軌車両に載せられた自走式、残りは旧来の牽引式となっている。
ウクライナで出した大砲の損失は予備の在庫から補充されている。
ソ連時代の大砲が大半を占めるこれらの予備は広大な屋外保管施設に置かれているので、高解像度の衛星画像で確認でき、数を数えることができる。
全面侵攻を始めた2022年2月時点で、ロシアには保管中の大砲が1万9000門ほどあったが、多くは数十年間にわたる露天保管中に錆びつき、使用不可能な状態だった。
OSINT(オープンソース・インテリジェンス)アナリストたちは、こうした保管施設にロシア軍の装備が何点残っていて、何点引き出されているか、
また、残っているもののうちどのくらいの数が使用可能な状態にあるかを正確に評価することに取り組んできた。
なかでも最も詳細な分析を公表しているのがHighMarsedで、施設ごとに綿密に調べ、各施設に置かれている装備をすべて特定しようとしている。
HighMarsedや、Covert Cabalなどほかのアナリストの分析結果は、ロシア軍の残存リソースを最も正確に示すものとして防衛サークルで広く引用されている。
※続きはソースで
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http://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1721453611/
引用元: ・ウクライナによるロシア軍の大砲撃破数が急増か 戦争の転換点になる可能性 [ごまカンパチ★]
いまプーが目論んでるのはいかに戦争を終わらせるかだ
敗戦をみとめたら自分もロシアも終わりなので必死になってる
戦車も少ないがそれよりさらに少ないとか、マジで枯渇したんじゃないか
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