石丸伸二氏への総ツッコミに 岸博幸氏「若者いじめ」「日本は本当にダメになる」
元内閣官房参与で慶大大学院教授の岸博幸氏(61)が17日、X(旧ツイッター)を更新。
7日投開票の東京都知事選で敗れるも、約165万票を獲得し2位に入った前広島県安芸高田市長の石丸伸二氏(41)に対するバッシングが続いている状況に私見を述べた。
石丸氏は14日放送の読売テレビ「そこまで言って委員会NP」(日曜午後1時30分)にゲスト出演。同番組では、衆院議員や兵庫県明石市長を務めた弁護士の泉房穂氏、作家の竹田恒泰氏、田嶋陽子氏、舛添要一氏らそうそうたる論客が出演。「今の世の中“違和感”ばかり!? 徹底解明 徹底討論 何かおかしい2」と題して、激論を交わした。
石丸氏は人口減少問題などについて自身の考える対策を述べたが、ほかの出演者たちからツッコミが相次いだ。
岸氏はこの番組の内容について取り上げた記事を引用し、「番組の全体を見てない(見れない)ので正確ではないかもしれないけど」と断った上で、「今更だけど、これって年かさの人、旧来の政治のやり方(訴える政策の具体的な内容が一番大事とか)に拘る人による、新しいやり方を始めた若者いじめじゃん」と指摘。
続くポストでは「一定数の有権者は今も政策の内容を重視するだろうけど、多くの有権者、特に無党派層の若者はネットとスマホの影響で小難しい政策の内容に興味ない。分かりやすい内容で目指すべき姿を示した方が共感してくれる」と若い世代の有権者について私見を述べ、「そういう有権者の質的な変化を無視して昔型の批判ばかりって見苦しい」と批判した。
さらに「メディアが率先して、年かさの人が寄ってたかって若者の新しい取り組みをdiscourageするのはいい加減止めて、逆にencourageするようにしないと、日本は本当にダメになる」と懸念。
「だからマスメディアは若者から見放される」と皮肉を込めつつ、「自分がジジイの歳になって思うけど、ジジイの役割は若者を応援すること」とつづった。
岸氏は15日の投稿で、14日放送のTBS系「サンデー・ジャポン」で共演した石丸氏について「スタジオに入って真ん中にある席に行く時、多くの人は他の出演者の前を横切るのに、石丸氏は他の出演者やテレビカメラの後ろを回り道して席に着いた。人間の本質はこういう細かいところで分かる」と舞台裏を紹介し、「改めて彼はしっかりした真っ当な人間と思った」と印象をつづっていた。
また、その直前の投稿では、石丸氏の都知事選についても言及。
「冷静に分析すると、石丸氏は選挙運動に大きな革新を作り出したと評価できる。石丸氏は政策が弱いと批判する専門家が多いが、それは的外れ。“政策の人”としては評価できないが、“政治の人”としては高く評価すべきと思う」と記していた。
引用元: ・石丸伸二氏へのバッシングに 岸博幸氏が私見「若者いじめ」「日本は本当にダメになる」「石丸氏は選挙運動に大きな革新を作り出した」 [冬月記者★]
https://news.yahoo.co.jp/articles/afbf2c650f5a7f9dc9babc3e5ba184acf9a52e61?page=2
■支えた“選挙の神様”も、「熱狂は一回限り」と喝破
石丸氏自身は一連の“問題発言”について「すべてを聞いてもらえば、理解していただけるはず。一部を切り取って批判するのはおかしい」と力説する。ただ、今回の“石丸ショック”を取材したジャーナリストらの多くは「そもそも、発言の一部を切り取ったものを、支持者にSNSで拡散してもらって成功したのが石丸氏なので、まったくの自己矛盾」(夕刊紙幹部)と厳しく指摘する。
今回都知事選で石丸陣営の選対事務局長を務めたのは、永田町で「選挙の神様」との異名も持つ藤川晋之助氏。その藤川氏も13日の朝日新聞のインタビューで石丸氏の選挙手法について、「この手法は1回限りだ。熱はやがて冷める。冷めた目で演説を聴いても『また同じことを』と思うだけ。石丸氏にはブレーンがいない。ブレーンを使って政策を組み立てていかないと続かない」と指摘する。確かに、「選挙後の石丸氏の言動に、熱狂的だった石丸信者の離反も目立つ」(選挙アナリスト)との見方も広がる。
都知事選で石丸氏に煮え湯を飲まされた格好の立憲民主・共産両党の幹部は、こうした目まぐるしい状況変化に、「そもそも、トリックスターとしても小泉氏や橋下氏には遠く及ばない。仮に4年後の都知事選に出馬しても、当選どころか得票も半減するはず」
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