先月24日に訪れたマレーシアの首都クアラルンプールでもこのような雰囲気だった。クアラルンプールは、シンガポールのようにASEANのグローバルハブとして成長している主要都市であり、K-文化ブームが巻き起こっている場所でもある。
大型ショッピングモールが発達しており、内部には韓国のチキンブランド、マートのプルダックポックンミョン、化粧品など飲食品フランチャイズを多く見ることができる。歌手BLACKPINKの歌があちこちで聞こえるなど、韓国文化に対する好感度が高い。
一方では、なかなか目にできないものもあり、それがまさに韓国の自動車だ。マレーシア自動車協会(MMA)によると、昨年マレーシアで販売された現代自動車は1507台に過ぎない。すべてのブランドのうち21位で、シェアは0.2%だ。
トヨタ(13.3%)、ホンダ(10%)、三菱(2.7%)が3位から5位を占める。このほか、20位内のマツダ(2.4%)、日産(1.3%)、スバル(0.2%)、レクサス(0.2%)と商用車ブランドのいすゞ(2.1%)、日野(0.7)などを合わせると、日本ブランドが30%を超える。
道路では日本車をよく見かける。例えば、家族が多い東南アジア市場に合わせた現代自動車の主力車種は多目的車(MPV)のスタリアだが、スタリアより価格が高いトヨタのアルファードを見かける。
認識の面でも日本車に対する好感度を感じることができた。クアラルンプールでホンダを利用するカーシェアリングサービスのドライバーは「現代自動車はディーラーを通じて入ってくるが、サービスが良くないというイメージがある。日本車は直接販売し、サービスセンターもあるので安心だ」と述べた。
ASEAN自動車連盟によると、ASEAN自動車市場の規模は335万5136台で、シェア1位の市場はインドネシア(29.9%)、2位はマレーシア(23.9%)だ。
かつては現代自動車もマレーシアにASEAN拠点の役割を果たす機能があったが、現在はインドネシアに移っている。現代自動車インドネシア生産法人(HMMI)と現代自動車-LGエネルギーソリューション現地合弁法人で生産されたバッテリーセルを始め、生産から販売まで含めたバリューチェーンを現地に構築した。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News
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