安野氏は、AIエンジニアの他、起業家、SF作家の顔を持ち、選挙中やマニフェストを学習したAIによって24時間対応で有権者質問を受け付け、マニフェストに反映させるなど、テクノロジーを駆使した選挙戦を展開したことを紹介された。
安野氏は「15万票という数字は、全く1カ月前まで無名に近い私だったので、そこからすると、取れたんじゃないかと思っています」と選挙戦を回想。一方、56人が乱立したことを念頭に「やっぱり56人いますと、見つけてもらうのが、すごく難しいなと思ってます。特に私の場合は、選挙期間中にテレビが1秒も取り上げなかったということもございまして、本当に悔しかったのが選挙が終わった後に、7月7日以降にテレビにいくつか取り上げていただいて」と苦言を呈すと、コメンテーターで東大の斎藤幸平准教授も「今ですよね」と相づちを打って、この日の番組に出演している状況を指し示した。
安野氏は「まさに今もそうなんです」と指摘し「そこで見た方が、本当に悔しい話なんですけど『安野を知っていれば絶対入れたのに』という声をむちゃくちゃたくさん頂いているんですよね。そこは何でしょうね、今の『報道しない』というルールが都民のために果たしてなっているのか、と私は思いましたね」と語った。
ここで同局の藤森祥平アナが「ご指摘の通りでして、あらためて、TBSとしては今回の都知事選については主に4人の候補者を取り上げました。まずは、現職の政治家であるかどうか。都知事であったり、現職の国会議員であったり、直前まで広島県の安芸高田市長を務めていた石丸(伸二)さんですとか。さらに田母神さんについては、ご自身が前回出馬された都知事選で60万票あまりを取っていた、という得票の実績などを考慮した…。私たちニュース番組に時間的な制約もあります。その中でいかに総合的に合理的に考えた上で、選挙のたびに基準を設けて、今回はこういった感じで出した」と説明した。
藤森アナは続けて「ただ、これは長年の課題でもありますし、ご指摘の通り、問題がなかったかといえば、当然検証も必要ですし、これからまた再検討しなければいけない、と受け止めています」と言及。小川も「今回、政治的な実績が考慮されたわけですけれども、今、既存の政治にないモノが求められている時代に、この基準で十分だったのか、正解だったのか、というのは検証の必要があると、私自身も感じますし、このように課題がはっきりと浮き彫りとなった今、次の選挙までに、選挙報道をアップデートしていこうという意志が有権者の皆さんに伝わっていかないと、テレビの選挙報道というのが、どんどん信頼を失っていくんじゃないかという危惧を持つ」と語った。
小川は「だからこそ、安野さんにぜひ、お知恵をお借りしたいというところもあるんですよね。どんな風に変えていく必要があるとお感じになりますか」と呼びかけると、安野氏は「伝える価値がある、ニュースバリューがあるモノというのは、ぜひ伝えていただきたいなと思っています。例えば今回『AIゆりこ』の話、小池さんが作ったAIというのはすごく取り上げていたと思うんですけど、私のやっていた方がですね、質問に答えてくれる、であるとか、より技術的には高度な話もしていますので、ニュースバリューもあったと思います」と指摘。また「売名目的の方が問題行動をしているのはテレビで取り上げられていたこともあって、真面目に政策の方をやっている人はとりあげず、問題行動を取り上げる、というのは、これは逆になってしまっているのかな、と思いますね」と持論を語った。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c69f9c396e672eb2bc08c4faaffd2b1f5af86882
引用元: ・安野貴博氏が苦言「選挙期間中テレビが1秒も取り上げなかった」 小川彩佳「お知恵お借りしたい」 [PARADISE★]
知名度ないならYoutubeやSNSを駆使するべき
立派な選挙妨害。
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