バラエティ番組の「ジョンソン」(TBS)と「オドオド×ハラハラ」(フジテレビ)が9月で打ち切りになると報じられた。どちらも昨年10月にスタートし、1年も持たなかったことになる。バラエティ受難の時代といわれる今、何が問題なのか。
両番組についてデイリー新潮は、スタート早々に報じていた。
「ジョンソン」については2023年11月2日配信の「TBS『ジョンソン』不評のウラで戦略ミスの声 今後も伝説的バラエティの呪縛に苦しむのか」で、早くもテコ入れ必至と報じた。
「オドハラ」については同17日配信の「フジテレビは“秋の大改編”で大苦戦「振り向けばテレ東」どころか誰もいない状況に…唯一、評価されている新枠は」で、何をやりたいのかわからないと分析した。
結局、番組は1年で終了することに。民放プロデューサーは言う。
「地上波のリアルタイム視聴率が落ちている今、各局が頼りにしているのはTVerなどの広告付き無料配信や、HuluやFOD、TELASAといった有料配信で稼ぐことです。また、ストックコンテンツであるドラマ枠を増やしているのも、人気ドラマの多くが広告付き無料配信で1話あたり100万回再生をクリアしているからです」
一昨年10月期のドラマ「silent」(フジ)がTVerだけでも計7300万回超えの再生数となったことは大きく報じられた。
バラエティは配信では稼げない
「ところが、バラエティ番組はほとんどがリアルタイム視聴です。配信でトップの『水曜日のダウンタウン』(TBS)、2位の『月曜から夜ふかし』(日本テレビ)ですら80万回程度の再生数です。トップでこの程度ですから、他のバラエティは配信ではほとんど稼げていないことになります」
リアルタイムの視聴率が落ちているにもかかわらず、視聴率を上げるしか手がないのだ。
「現在、視聴率(ビデオリサーチ調べ:関東地区)で合格点と言えるのは、個人5%、世帯10%。まあまあとされるのが、個人4%、世帯7~8%です。ちなみに、バラエティ番組トップの『世界の果てまでイッテQ!』(日テレ)は個人7~8%、『水ダウ』や『夜ふかし』、『ザ! 鉄腕! DASH!!』(日テレ)、『有吉ゼミ』(同)、『マツコの知らない世界』(TBS)なども合格点の個人4~5%です。一方、打ち切りと報じられた『ジョンソン』も『オドハラ』も個人1%台ですから、全く話になりません。スポンサーが重視するコア視聴率(13~49歳)も1%台です。これではスポット広告の売上は伸びず、番組を買ってくれる提供スポンサーが降りると言い出すのも当然です」
スポンサーがいなければ打ち切りもやむを得ないということか。
「少し前までならテレビ局も、番組をテコ入れしたりタレントを育てるために我慢したりしていました。『THE突破ファイル』(日テレ)や『千鳥の鬼レンチャン』(フジ)がいい例です。しかし、今やテレビ局に我慢できる体力は残っていません」
「ジョンソン」と「オドハラ」はどこがまずかったのだろう。
視聴者が求めるMC力
「両番組に共通するのは“MC力の欠如”です。『オドハラ』は番組タイトルの通りオードリー(若林正恭、春日俊彰)とハライチ(岩井勇気、澤部佑)の司会ですが、MC力があるのはオードリーだけ。ハライチにいたっては、フジの昼の帯番組『ぽかぽか』でわかるように、数字を持っていません。『ジョンソン』は、ダウンタウン、さまぁ~ず、雨上がり決死隊、キャイ~ンがレギュラーを務めた伝説の番組『リンカーン』の後継番組という触れ込みでしたが、かまいたち、モグライダー、見取り図、ニューヨークが騒いでいるだけ。後継番組を名乗るのが失礼に感じるほど視聴意欲がわきませんでした」
MCに必要なものとは何だろう。
「視聴者はMCに格と実力など絶対的なものを求めます。MCが務まるのはBIG3(タモリ、ビートたけし、明石家さんま)や所ジョージ、ダウンタウン、ウッチャンナンチャン、ナインティナイン、最近ではくりぃむしちゅー、有吉弘行、マツコ・デラックス、博多華丸・大吉といったところですが、彼らに続くことができるのは千鳥くらいしか思いつきません。他の若手は厳しいことがわかりました」
バラエティ番組の受難と言うよりも、MCを目指す芸人にとっての受難の時代といったところだろうか。
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https://news.yahoo.co.jp/articles/dec26ce9eb5cc2ab3fb699133c95e5b8c2c9b596?page=1
引用元: ・【テレビ】『ジョンソン』『オドオド×ハラハラ』が異例の打ち切り… MCを目指す芸人に受難の時代、唯一生き残れそうなのは [冬月記者★]
相方が不快過ぎて損してるわw
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