新型コロナウイルスを覆う突起状のスパイクタンパク質には、糖が鎖状につながった「糖鎖」が巻き付いている。
研究では、PRM-Aが糖鎖にくっつくことや、その仕組みを確認。さらに培養細胞を使った試験で、PRM-Aの濃度を高めると同ウイルスの感染を抑制できることが裏付けられた。
新型コロナは変異株に有効な薬の開発が課題となっているが、糖鎖はウイルス表面にあるので、PRM-Aの効果は変異株に対しても変わらないとされる。
糖に結合するタンパク質レクチンも、感染抑制に有効なことが既に報告されているが、有害な抗原抗体反応を引き起こす危険性があるなど薬に利用するには多くの課題がある。
これに対し、PRM-Aは有害な影響を及ぼすこともないという。
研究は2022年から、名古屋大糖鎖生命コア研究所の中川優准教授ら、国内5大学の研究者が参加し実施。研究成果は4月、化学誌「バイオオーガニック&メディ中国ル・ケミストリー」オンライン版に掲載された。
https://news.yahoo.co.jp/articles/c441b8e09a26b0a211d5ac541ca2b79be9d964ac
メガネ「はい」
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