【サッカー】「伊東純也を書類送検」女性側より大きく伝えたTBS「ゴゴスマ」が物議 “ミスリード”の指摘

　女性２人は昨年６月、飲食後に大阪市のホテルで性被害を受けたとして、準強制性交容疑などで伊東を今年１月、大阪府警に告訴。対する伊東も無理やり行為に及んだ事実はないとして、虚偽告訴容疑で女性２人を告訴した。

　大阪府警は２日、伊東を準強制性交致傷容疑で、女性２人を虚偽告訴容疑で大阪地検に書類送検した。地検は起訴するかどうか慎重に判断する。

「ゴゴスマ」は２日放送で速報として、テロップで伊東の書類送検を大きく、女性２人の書類送検を小さく伝えた。ＴＢＳ局員の話。

「これが局内（ＴＢＳ）で疑問視されました。当事者の双方の言い分が真っ向から食い違い、大阪地検が今後、刑事処分を判断する事件なのに、伊東選手の書類送検を大きく伝えたからです。これでは伊東選手の罪状が重いと視聴者をミスリードしてしまいます」

　ＳＮＳでは「ゴゴスマ」の伊東を強調したテロップに「悪意感じるのは私だけですか？」「誤解を招くものだと思っている人はいませんか？」などと意見が寄せられ、拡散している。

「ゴゴスマ」後のニュース番組「Ｎスタ」の２日放送では、テロップで「伊東選手と女性側を書類送検」と並列で伝えた。

　３日放送のフジテレビ系「めざまし８」で、元東京地検特捜部副部長の若狭勝弁護士は、伊東と女性２人の双方が不起訴になる可能性が高いと解説した。大阪府警が伊東を逮捕せず書類送検したのは、証拠不十分と判断したのではと指摘。伊東の容疑について証拠不十分となると、女性側の対応についてもあいまいなままで終わるとした。

https://www.tokyo-sports.co.jp/articles/-/308208