南半球で漁獲され、国産では冷凍ものが流通するミナミマグロは、上質のトロや赤身が取れることから、東京・豊洲市場(江東区)などで高く評価されている。豊洲の競り人は「クロマグロよりも赤身が甘く、すしでは酢飯との相性が抜群。本マグロの人気は根強いが、(ミナミマグロは)隠れた1位」と太鼓判を押す。
ただ、消費者へのアピール度はいまひとつ。市場関係者は「クロマグロやメバチマグロに比べて認知度が低く、どこで売っているのか、食べられるのか、一般にはあまり知られていない」と話す。ミナミマグロが陸揚げされる静岡県の焼津港や清水港、神奈川県の三崎港周辺ではすし店などでおなじみだが、東京都内をはじめスーパーなどではお目にかからない。「通好み」とも言える。
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■ 五種類のマグロ ■
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< 高級品 >
■ クロマグロ (本マグロ)
「マグロの王様」とも言われ、マグロの中では最高級品とされています。
大トロが多く、味・色共に濃いので、お寿司に向いています。
大西洋、地中海、日本近海で獲れ、特に日本近海のものは昔から親しまれて来ました。
近年では養殖のクロマグロの出荷も多くなってきています。
■ ミナミマグロ (インドマグロ)
濃い赤色で身質は、固く締まっていてコクがあり、お寿司に向いています。
アフリカケープタウン沖、タスマン、ニュージーランド、シドニー沖の低水温の海域で獲れます。
脂が乗っていることから高級マグロとして、寿司屋や料亭で良く使われています。
< 準高級品 >
■ メバチマグロ
準高級品で、生産量が最も多いマグロです。身質が柔らかく刺身に向いています。
赤道を挟んで南北の緯度約35度に渡る広い範囲で獲れます。
目玉が大きくパッチリしていることから、「目鉢(めばち)」 と呼ばれています。
< 中級品 >
■ キハダマグロ
メバチマグロをほぼ同じ漁場で獲れます。体型がスマートなのが特徴で赤味のあっさりした味わいが楽しめます。
刺身にしやすく色変わりが遅いので量販店向きです。また、身質が固めなので刺身にしても形が崩れません。
肌が黄色いことから、「黄肌(きはだ)」 と呼ばれています(身の色は薄紅色)。
< 番 外 >
■ ビンナガマグロ
世界中の海に広く分布し、大回遊する小型のマグロです。
薄い乳白色で身質が柔らかく安価なため、シーチキンの原料として広く使われています。 ★
長い刀状の胸ヒレを 「鬢」 に例えて、「鬢長(びんなが)」と呼ばれています。
冬場に限っては、脂がのって美味しいマグロとなります。
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