弁護士ドットコムニュース埼玉県の男女別学高校の共学化を巡り議論が起きている。この問題を取り上げたNHKの番組について、X(旧ツイッター)上で異論も噴出した。埼玉でいったいなにが起きているのか。経緯を振り返りながら、このNHKの番組に出演予定だったという教育ジャーナリストのおおたとしまささんに論点を聞いた。(ライター・国分瑠衣子)
●発端は個人からの申し出
発端は2022年4月に、埼玉県の男女共同参画苦情処理委員に出された個人からの申し出だ。
申し出の趣旨は、おおむね次のようなものだ。
「埼玉県立の男子高校が女子が女子であることを理由に入学を拒んでいる事。女子の入学は当然認めるべきだ。女子差別撤廃条約に違反している事態は是正されるべきだ」
これを受け、2023年8月に埼玉県の男女共同参画苦情処理委員は、教育委員会に次のように勧告した。
「男女別学であることだけでは条約違反とはされていないものの、埼玉県立高校において、共学化が早期に実現されるべきである」
埼玉県には現在、女子校7校、男子校5校の計12の男女別学の高校がある。この勧告を受けて、県教育委員会は、県内の中高生や保護者へアンケートを実施。男女別学高校の同窓生や、市民団体などへもヒアリングし、8月末には報告書を作成する。
●Xでは共学化に反対する人から異論が続出
NHKは6月21日放送の「首都圏情報ネタドリ!」で、埼玉の男女共学化論争について放送した。番組の冒頭では、埼玉県内で東大進学実績がトップの男子校・浦和高校にクローズアップ。浦和高校の生徒会が在校生に共学化の是非についてアンケートしたところ、800人あまりが回答し、「反対」、「どちらかといえば反対」が85%だったと伝えた。共学化に賛成、反対の立場のOBがいることも紹介した。
番組では、共学化を推進すべきという立場の東京大学の瀬地山角教授が、「男女の機会均等を目指す時代の要請ですし、別学が残る合理的理由が見付かりません。埼玉の一番の問題点は、進学実績で県内で飛び抜けている浦和高校に女子中学生が入学できないことです」などと述べた。
また、前広島県教育長の平川理恵さんは「大人のみで一方的に方針を示すのは今の時代どうかなと思います。例えば期限を2035年などとちょっと切って、将来の後輩たちのために考えるにはどうするかと議論していくことが重要だと思います」と話し、「子どもの声、意見を大事にしてほしい」と語った。
しかし放送後、Xでは番組への異論が続出した。
瀬地山教授が紹介した声に対して、「そもそも東大や京大に合格する人数だけを基準にすることが間違っているのではないのでしょうか?」という声があったほか、「共学化しなくてもリーダーシップは十分に育成されています」「比較対象として他県の事例を持ってくるのが筋違い」などの声が上がった。
続きはソースで
https://news.yahoo.co.jp/articles/ac14d8b25352d191e7cf815798dd77ebb41b1019
引用元: ・【埼玉】男子校は女子差別? 共学化論争に欠けた「機会の平等」議論と「東大至上主義」への疑問 [nita★]
いいだしたらキリない。
何でも差別と言う風潮よくない
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