デイリー新潮編集部には、鉄道会社の社員から多数の情報が寄せられているが、中でも彼らを悩ませている存在が“撮り鉄”である。
撮り鉄とは、列車の写真を撮影する鉄道ファンの通称であるが、鉄道会社の社員A氏は「ほとんどの鉄道マンが迷惑に感じていると思う」と話すほど、撮り鉄に対して厳しい目を向ける。なぜ、そこまで撮り鉄は嫌われるのだろうか。一言で言えば、「鉄道会社にほとんど利益をもたらさない存在」だからである。
それでいて「対策に費用と手間がかかる」からなのだという。A氏はこのように話す。
「撮り鉄はカメラなどの機材を抱えているので、撮影地まで車を使って移動することが多いため、そもそも鉄道を利用しないケースが少なくありません。
せいぜい、支払ってもホームで列車を撮影する際の入場券程度。ローカル線を撮影するときは青春18きっぷ。カメラメーカーは儲かるかもしれませんが、鉄道会社の収支にはほとんどプラスにならないのです」
●マナーの悪さが桁外れ
鉄道ファンにも様々なタイプがいる。もっともポピュラーなのが鉄道旅行を楽しむ“乗り鉄”で
模型を愛でる“模型鉄”、時刻表を読んだり研究したりする“時刻表鉄”、発車メロディなどを録音する“録り鉄”などがいる。
そうした中でも、撮り鉄のマナーの悪さ、トラブルの発生率は、他の鉄道ファンとは比べ物にならないとA氏は言う。
「撮影のために私有地に立ち入ったり、撮影の邪魔になるからと無断で樹木を伐採したりする撮り鉄も“普通に”います。
特急列車のラストランなどになると、大変なことになります。駅の利用者に対し、“どけ!”“邪魔だ!”などと罵声を浴びせ
駅員と小競り合いになったりするのは、もはや恒例行事になっていますから」
【中略】
●問題行為を連発、撮り鉄の実態
ここからは、現役の鉄道会社社員から寄せられた、問題ある撮り鉄の実態を紹介していきたい。
既に触れたように、撮影場所の確保のために私有地に立ち入ることを、撮り鉄はまったく悪気もなく行う。
しかも、撮り鉄が畑を踏み荒らしたり、植えられた草花の上に三脚を立てたりすると、「鉄道会社に苦情が来る。やってられません」(A氏)。
「珍しい列車が運行されるとき、改札にいると、“〇〇の回送は何時にどこに来ますか?”と聞いてくる鉄道ファンがいる。
ホームで撮影するつもりなのかもしれませんが、そもそも駅員は営業列車以外は把握してないことが多いんです。
それなのに、答えられないと罵声を浴びせてくることも。なんで撮影のために我々が付き合わないといけないのでしょうか」
乗務員、特に女性の駅員を盗撮する鉄道ファンは、撮り鉄に限らず多い。
女性車掌のB氏は、一眼レフカメラを持った撮り鉄から、何度も盗撮に遭ったと聞く。
望遠レンズを覗いているふりをして、駅員や、女子高生を盗撮する人物までいるという。もはや無法地帯だ。
続きはデイリー新潮 2024/06/30
https://www.dailyshincho.jp/article/2024/06301000/
引用元: ・【撮り鉄】「他の鉄道ファンとは比べものにならない」 鉄道マンが頭を抱える、トラブルのレベルが違うファンの正体 [おっさん友の会★]
撮り鉄は迷惑行為と断定してそれを集めるような行為は慎むべき
駅構内や鉄道関連の私有地はすべて撮影禁止で良いよ
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