読売新聞
7月3日に発行される新紙幣を巡り、飲食店や鉄道などの事業者が対応に追われている。物価高騰で苦しむ中小企業からは券売機の改修や交換といった新たな負担に悲鳴が上がる。キャッシュレス決済が広がる中、新紙幣の対応だけでなく現金決済自体をやめる店舗も出ている。
1台20万円
「低価格帯で商売しているだけにたまらないですよ」。福岡県内を中心に十数店のラーメン店を展開する会社で営業責任者を務める60歳代男性は、ため息をついた。計25台ある券売機は新紙幣に対応するためには改修が必要で、費用は1台20万円。原材料費や光熱費の高騰分を転嫁させずに乗り切ろうとする中、新たな負担が重くのしかかる。
新500円硬貨、インボイス(適格請求書)の導入……。国の施策に対応するため、設備投資などを余儀なくされてきた。券売機改修は8月頃を見込んでいたが、メーカー側から「2、3か月遅れる」との連絡があった。「対応に時間もお金も取られる」といら立ちを隠せない。
九州の飲食店などで取り扱う券売機の販売やメンテナンスを行う会社は「駆け込み需要は想像以上。資材不足に人員不足も重なり、納期が遅れている」と話した。
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https://www.yomiuri.co.jp/national/20240626-OYT1T50140/
引用元: ・新紙幣発行まで1週間、券売機更新に「時間もお金も取られる」と悲鳴…完全キャッシュレス移行の店も [ぐれ★]
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