子育て世代の“東京離れ”に、歯止めがかからない状況となっている。
元気よく出迎えてくれたのは、都内から千葉・流山市に引っ越した石射さん一家だ。ここ最近、都内から引っ越してくる家族が周りでも増えているという。
東京から引っ越した石射正曜さんは「町のパパ・ママ友も都内へ通われてる方、たくさんいます」と話す。
正曜さんが「どういうとこがいいところ?」と聞くと、長女・桃花ちゃんは「人が多いところ」と答えた。
25日に発表されたデータによると、東京23区にあるファミリー向け物件の平均家賃は、22万円以上で、統計を取り始めた2015年からの約9年間で6万円近くも高くなっている。
家賃の高騰を受けて、加速している“東京離れ”。そのきっかけは「コロナ禍」だったと、埼玉・川越市にある不動産業者は話す。
カタチス川越店 大原 大珠店長は「出勤せずにリモート(ワーク)でいいのであれば、田舎の広い家に住みたいみたいなもので、移住される方が増えてきた気がします」と話している。
30代が首都圏で東京都から転出した先を多い順にまとめたものを見ると、1位は、さいたま市で、神奈川・茅ヶ崎市、横浜市と続く。
イット!が取材したのは、4位の千葉・流山市だ。
自身で不動産会社も経営する石射さん。住んでいる分譲マンションの価格は、3LDKで現在6000万円台で、都内23区の新築マンションの平均価格と比べると約4000万円安くなる。
株式会社Myla 石射正曜代表は「毎年来た時よりもベビーカー押しているご家庭が多いような気がします。年齢は30~40代が多い」と話している。
出生率が0.99と初めて1を切った東京都。その要因の1つと考えられるのが、石射さんたち子育て世代の“東京離れ”だ。
総務省の報告によると、20代は今も東京への「転入」が超過する状況が続いているが、30代・40代は、コロナ禍以降、転入より転出が増えている状況となっている。
家賃安くてメシが安くて
税金安くて
良い時代だったよね
中学給食ないし子育て世帯にはめっちゃ厳しいぞ
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