和多都美神社は、対馬中部に位置しています。韓国人の対馬観光コースは、大抵は釜山で船に乗り、島北部の比田勝港に上陸した後、レンタカーで島を一周するというもの。この観光スタイルを考慮すると、和多都美神社は島の南北を行き来する際に立ち寄りやすい位置にあり、必須の訪問地にも挙げられます。
記者も昨年7月、この神社を訪問しました。面積は広くないのですが、海の上に立てられた二つの鳥居が神秘的な雰囲気を漂わせていた様子が記憶に残っています。
韓国人から大いに愛されてきたこの神社が最近、韓日両国のメディアで最も大きな話題になりました。最近、神社の前に「韓国人立ち入り禁止」という掲示が登場したのです。何があったのでしょうか。
「ごみやたばこのポイ捨て、唾やたんの吐き捨て、社務所への無断侵入、他人の車に寄りかかったり触ったりして他の参拝者を妨害し、神社に長時間居座って弁当などを食べる。さらに、大声を上げて騒ぎを起こすなど、不敬の行為を繰り返した。数十年にわたり観光客のマナーについては繰り返し注意を求めてきたが、もう限界だ。韓国人の立ち入りを禁じる」
和多都美神社は、このように怒りを込めた告知と共に韓国人の「迷惑行為」を直接撮影した動画も相次いで公開しました。動画の韓国人らは、非紳士的行為を制止しようとする神職に向かってためらうことなく「チョクXX」「犬XX」など蔑称や罵倒を浴びせ、禁煙の表示がある神社内外でたばこを吸い、地面に吸い殻を捨てていました。両国のメディアの報道では、動画内の人物は全てモザイクをかけてありましたが、神社側がアップロードした動画はオリジナルそのままで、ありのまま公開されていました。
神社側は、6月6日には「ある神職と彼の妻が韓国人観光客に暴行された」とも主張しました。韓国人が乗った車が境内に入ろうとして、神社所有の器物とぶつかったといいます。神職が注意するとドライバーは衝突の事実を否定し「すぐに出ていってほしい」という要求に対し神職の肩をつかんで暴行を加えたというのです。
「これからも同じような事件が繰り返されるだろう。韓国人は私たちの神社を破壊しに来るだけだ」と神社側は憤怒しました。
神社の関係者は当時、「他の参拝者が来ても道を空けず、注意すると感情的に抗議してくるということが繰り返された」とし「できるだけ口頭の注意で問題を改善しようと2019年春から夏まで毎日、外で説明したが、神職の体力と精神的負担が重すぎて、他の観光客が受ける被害も深刻なので、やむを得ない措置だった」と説明しました。
「これまで韓国人から『チョッXX』(日本人に対する蔑称)という言葉を数え切れないほど聞いた。彼らはためらうことなく日本人を差別し、いざ立ち入り禁止となると『差別』だと叫ぶ」とも批判しました。
和多都美神社には、韓国のほかにもフランス・イタリア・スペイン・台湾など他の国々の観光客もひんぱんに訪れるといいます。ところが、唯一問題を誘発するのは韓国人観光客だ-というのが神社側の主張です。神社側は「他の国の旅行客は大部分、日本文化に敬意を表して注意事項をきちんと守る」「逆に韓国人観光客の10人中8人は迷惑行為をする」と批判しました。そうして「ビールなど酒とつまみを持ち込んで境内で飲み、各所にごみを捨てる。韓国語で書いた禁煙の表示があってもたばこを吸い、吸い殻を捨てるだけでなく、トイレの外で用を足した観光客もいた」と慨嘆しました。
「韓国人観光客の特徴は、神社を訪問しながらも参拝しないこと」だとし「何のために(神社を)訪れるのか理解できない。神社の立場からは『反日教育の影響ではないか』という疑問を拭い得ないのが事実」
韓国人立ち入り禁止の表示を掲げた結果、和多都美神社では6月12日から韓国人観光客の足が途絶えたといいます。神社側は「しばらくは状況を見守りたいが、日本だけでなく韓国のさまざまなメディアでも関心を持って大きく取り上げたことで、(自分たちのメッセージが)きちんと伝わったようだ」とコメントしました。
今回は、対馬の和多都美神社が敢行した「韓国人立ち入り禁止」措置について調べてみました。ちょっと寂しいニュースでした。来週また、日本から最もホットな話題でお会いしたいと思います。
金東炫(キム・ドンヒョン)記者
全文はソースで
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2024/06/24/2024062480139.html
引用元: ・【朝鮮日報コラム】嫌韓なのか、そうではないのか…対馬・和多都美神社の韓国人立ち入り禁止措置 [6/25] [昆虫図鑑★]
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