例えば、子供と触れ合っている写真をアイコンにしたり、甥っ子や姪っ子をつれて散歩に出かけたりすると、女性にモテやすくなるかもしれません。
研究の詳細は2024年5月22日付で心理学雑誌『Evolutionary Psychological Science』に掲載されています。
女性は数多いる男性陣の中から”生涯のパートナー”を選ぶとき、優しさやユーモア、責任感、経済力など、さまざまな側面を考慮します。
その中でも進化上の利点から重要だとされるのが「子供とのふれあい」です。
その具体的な説明として、研究チームは「親の投資理論(Parental investment theory)」を挙げています。
この理論によると、母親は子供への生物学的な投資(妊娠・出産・授乳・子育てのエネルギー)が極めて大きいため、それをサポートし、安心して生活するための資源や保護(食糧や住居、子育てや天敵から防護)を提供できるパートナーを好む傾向があると仮定されています。
つまり、子供と積極的に触れ合う男性を見ることで、女性は「あぁ、この人なら将来結婚したときにしっかり子育てしてくれるな、家族を守ってくれるな」と好意的に感じるというのです。
この仮定から「子供と触れ合う男性の姿は女性の目に魅力的に映るはずだ」と推定されますが、意外にも、この効果は今まで正式に検証されてこなかったといいます。
そこでチームは今回、この効果の真偽を明らかにすべく、性的指向が男性であるオランダ語話者の女性を対象に調査を行いました。
調査に参加したのは18歳以上の女性433名でしたが、このうち調査全体を完了したのは314名でした。
参加者には男性の魅力度を評価する2つの課題を行ってもらっています。
1つ目は「写真課題」で、男性が1人で写っている写真か、子供と一緒に写っている写真のどちらかをランダムに提示され、それぞれの男性の魅力度を評価してもらいました。
2つ目は「記述課題」で、男性のさまざまな活動が書かれたエピソードを読んで、その記述のみから男性の魅力度を0~100の尺度で評価してもらいます。
エピソードの例としては「映画館に行った」「長い散歩をした」「バンドでギターを弾いた」といった単独での行動と、「甥っ子と遊んだ」「娘のためにパンケーキを焼いた」といった子供とのふれあいに関する行動がありました。
さらにチームは女性側の心理的・身体的な状態も男性の魅力度の評価に関わると想定し、女性自身の養育意欲や子供を持ちたい願望の程度、その他、月経周期やホルモン避妊薬の使用の有無についても調べています。
では、以上のデータ収集から得られた結果を見てみましょう。
データ分析の結果、1つ目の「写真課題」では、子供と一緒に写っている男性ほど、一人で写っている男性に比べて女性から魅力的に見られやすいことが明らかになりました。
この効果は特に、養育意欲が高かったり、子供を持ちたいと考えている女性において顕著になっていたといいます。
ところが興味深いことに、2つ目の「記述課題」では、男性が一人でいるエピソードと子供と交流するエピソードの間に魅力度の有意な差はなかったといいます。
このことは女性に対する男性の魅力度を高めるには、言葉の情報ではなく、視覚的に見せることが大事であることを示唆するものです。
これを踏まえると例えば、友達づてに「あいつ、子供好きだってよ」とか「週末はよく甥っ子と遊ぶらしいよ」などと気になる女性にこっそり伝えてもらっても、アピール効果は期待できない可能性があります。
意中の女性に好意を持ってもらうには、とにかく子供と一緒にいる所を「見てもらう」ことが大事なようです。
それからこの効果には女性側の養育意欲や子供を持ちたい願望の他に、月経周期も有意に関係することが示されました。
具体的には、排卵期にあることを報告した女性は、養育意欲の有無に関わらず、子供と一緒にいる男性を魅力的に評価する傾向があったとのことです。
引用元: ・【オランダ・ライデン大学の最新研究】女性は男性が子供と一緒にいるところを見るだけで、男性をより魅力的に感じることが判明
これ
年収だけです
って意見がすぐ出てくると思う
その魅力いるか?
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