今回、厚生労働省が実施した新型コロナウイルスの抗体保有率に関する調査の結果を教えてください。
中路先生:
2024年3月、厚生労働省は新型コロナウイルスの抗体保有率に関する調査を実施し、調査結果は厚生労働省の専門家部会で報告されました。
調査対象となったのは献血した1万8048人で、年齢分布は16~69歳です。過去、新型コロナウイルスの抗体を持つ人の割合が調べられました。
調査の結果、抗体保有率は64.5%となり、2024年1月におこなわれた前回調査で示された58.8%という結果から5.7ポイント上昇する形となりました。
年齢別で見ると、抗体保有率が最も高くなったのは16~19歳で、80.5%という結果になっています。逆に最も低くなったのは60~69歳で、51.6%に止まっていました。
また、全年代を対象に診療所で採血された検体を分析する調査では、抗体保有率は60.7%という結果が示されました。
この方法の調査では、5~9歳が抗体保有率90.6%と最も高い結果となりました。10~49歳は7割超で、70歳以上は3割台と低くなっています。
編集部:
厚生労働省が実施した新型コロナウイルスの抗体保有率に関する調査の結果への受け止めを教えてください。
中路先生:
日本において、ワクチン接種ではなく、感染によって得られる「抗N抗体」の保有率は高くなってきています。
しかし、依然として高齢者の感染割合は高い状況が続いています。そのため、今後もワクチン接種が必要であり、特に65歳以上が対象の秋の定期接種は重要であると考えられます。
編集部まとめ
厚生労働省は、「新型コロナウイルスの感染によって得られる抗体の保有率が、2024年3月時点で初めて60%を超えた」との調査結果を、厚生労働省の専門家部会で明らかにしました。
厚生労働省の専門家部会の部会長の脇田氏は「高齢者の感染割合が低い状況が読み取れる。今後もワクチン接種が必要だ」とコメントしています。

引用元: ・【新型コロナウイルス感染率調査】5~9歳 90.6%、10~49歳 7割超、70歳以上 3割台・・・厚労省専門家部会会長 「高齢者の感染割合が低い」
まさにバカは風邪を引かない
高学歴はみんなワクチン打ったし
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