メローニ氏はサミットを前に10日、「イタリアが、最も強力な政府でG7に臨めることを誇りに思う」と自信を示した。欧州議会選では、メローニ氏が率いる右派与党「イタリアの同胞」が29%を得票して首位に立ち、2019年の前回選(6%)から大きく躍進した。メローニ氏は22年の総選挙で、不法移民の排斥を掲げて勝利した。
同党は、独裁者ムソリーニのファシスト党の流れを汲む。政界では長く「極右の異端」扱いだった。メローニ氏はロシア、中国外交で強硬姿勢を示し、米欧政界で信頼を得た。ウクライナ侵略では、親露に傾く右派のライバル政党とは一線を画し、ロシアを批判した。前政権の親中政策を一転し、中国の経済圏構想「一帯一路」から離脱した。
◆会場はセレブ集う高級リゾート
私生活では、7歳の娘を持つシングルマザー。サミット会場には、米歌手マドンナさんらセレブが集う超高級リゾートホテルを選んだ。サミット参加は昨年の広島に続き、2度目となる。
ほかの欧州首脳たちは目下、青息吐息の状態だ。英国のスナク首相は、7月4日に総選挙が迫る。同国では、与党・保守党が、野党・労働党に約20ポイント差でリードされ、政権交代の可能性が高まっている。
フランスのマクロン大統領は、欧州議会選で与党が極右政党に大敗したのを受け、9日に下院選の実施を宣言したばかりだ。今月30日の第1回投票では、またも与党低迷が予想される。任期3年を残して、レイムダックに陥る危機が迫る。ショルツ独首相が率いる中道左派与党も、欧州議会選で過去最低の得票率に沈んだ。
カナダのトルドー首相は就任9年。16年の伊勢志摩サミットから参加するG7の「最長老」だ。来年秋までに行われる総選挙を前に、与党は支持率低迷に苦しむ。バイデン米大統領は、11月の大統領選での再選を目指し、今月27日、トランプ前大統領とテレビ討論会で対決する。
岸田文雄首相も支持率低迷にあえいでいる。追い詰められた5人の首脳を見て、何を思うだろうか。(三井美奈)
6/13(木) 12:14配信
https://news.yahoo.co.jp/articles/5f7995af7f73d708dc2537777dd534fa31950540
引用元: ・【G7サミット】唯一元気な議長、メローニ伊首相 EUの新たな主役、他の首脳は青息吐息 [樽悶★]
世界屈指の知識人エマニュエル・トッドが断言!「西洋はもはや世界の嫌われ者である」
2024/2/10(土) 10:32配信 AERA dot.
「世界中の人々はアメリカを嫌っており、ロシアの勝利を心から望んでいる」ということが、少しずつ見えてきました。
ロシアと中国の間、には古いつながりがあるからです。
旧ソ連時代のロシアとインドの間には、古くからのとくに軍事的なつながりがありますから。
イスラム諸国が、ロシアを好んでいるように見えることです。最近では、イランだけではなく、サウジアラビアのようなアメリカの長年の同盟国も
ロシアとの取引を好んでいるようです。
石油価格も、イスラム諸国やロシアが求めるものになっており、アメリカの石油はあまり考慮に入っていないかのようです。
NATOの一員であるトルコとロシアとの間に生まれた新しい関係は、とても興味深いものです。
フランスの元植民地である西アフリカでは、群衆がロシアの旗を振っています。
ロシアは、欧米諸国がウクライナへの関与を強める中、BRICSの議長国としての立場を最大限生かし、欧米側への対抗姿勢を強めていくとみられます。
議長国を務めるロシア政府によりますと、ことしから新たにイランやUAE=アラブ首長国連邦などが加盟し、10か国に拡大した形で意見が交わされています。
11日は、東南アジアのタイや中東のトルコなど、BRICSへの関心を寄せる国々の外相らも加わり、あわせて22か国からの参加も予定されているということです。
世界銀行によりますと、現在のBRICS加盟などの10か国の人口を合わせると、36億1000万で世界の総人口のおよそ45%に上るということです。
ロシアは、BRICSについて「新たな世界システムの中核になる」と主張し、拡大する加盟国との連携を強めるとともに議長国としての立場を最大限生かし、欧米側への対抗姿勢を強めていくとみられます。
ロシアの外務省などが立ち上げ、政権側に助言なども行うBRICSの専門家会議でトップを務めるビクトリア・パノワ氏がNHKのインタビューに応じました。
この中でパノワ氏は、「BRICSの枠組みは強化され続けている。新たな世界システムの中核になる可能性がある」と述べ、BRICSは、加盟国の数が増え、さらに多くの国が加盟を検討しているとして国際秩序で主流になっていくと主張しました。
また「非合法的で一方的な制裁はロシアだけでなくBRICS諸国すべてにとって容認できないものだ」と述べたうえで、加盟国の経済的な連携やアメリカの通貨ドルからの脱却を進めることでロシアに制裁を科す欧米側に対抗していく考えを示しました。
一方、パノワ氏は、今週、ウクライナが提唱する和平案の実現に向けたスイスでの国際会議について「『どうでもいい』というひと言につきる。私が知るかぎりBRICSの首脳たちは、当事者のロシア抜きで開催される会議に行くつもりはない」と述べました。
そして「ロシアはかつてG8の一員だったが、各国が建設的な姿勢をやめ、誰にとっても関心が失われた。植民地時代が終わったことを一部の西側諸国は理解していない。G7の議題は非友好的でありわれわれとの大きな違いはそこだ」と述べ、欧米側の対応を批判しました。
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